2度づけ禁止。
前回の、西宮の門戸厄神におまいりした際、普段あまり見ない露店(テキ屋)をいくつか見かけました。・本場本マグロのネギマ・米沢牛の牛スジ煮込み・スリランカ料理の何とかサンドこのような珍しい(管理人にとって)露店があったのですが、実は管理人はこれらのお店を見つける前に巨大なお好み焼きを食べてしまい、お腹一杯で食べることができませんでした。そんな中で、見つけたのが“揚げたて串カツ”の露店。串カツも露店としては非常に珍しい(管理人にとって)。しかも、メニュー(?)が“うずら”“豚バラ”そして男のロマン“赤ウインナー”の3種。こちらは、全種類食べました。さて、“2度づけ”という言葉。関西圏の方は聞いたことがあると思います。逆に関東方面の方は“?”と思われたことでしょう。“2度づけ”とは、串カツをソースに2回つけてはダメ、ということなのです。恥ずかしながら、管理人が所謂“立ち呑み”の店を初めて経験したのは、つい5~6年前なのです。関東にも“立ち呑み”はありましたが、関西圏の“立ち呑み”は、少々ノリが違います。ちなみに“立ち呑み”をご存じない方は、“立ち食いソバ”のお酒をいただくバージョンだと思ってください。ノリが違うというのは、基本的に関西の“立ち呑み”は串カツがメインのアテ(つまみのこと)だということです。関東では、焼き鳥などを出してくださる(調理をする)お店もありますが、多いのが普通の酒屋さんにカウンターを設置して、お店で買ったビールやワンカップ大関やらを、これまたお店で買ったスルメやピーナッツでいただく形態です。こういった違いがあるのですが、関西圏のお店では、「生ビールとアスパラ(串カツ)とうずら(串カツ)。」などと注文をして、たいていお酒を1~2杯飲んで帰るお客さんが多いようです。ご予算¥1,000弱也。また、お店によっては、おでんを用意しているお店もあります。問題はその料金で、これ、安いように見えますが、それは注文する量が少ないから安いだけで、実はあまり安くありません。管理人のように、チョッと呑みだすと、もっと呑みたくなるような人間の場合、普通の居酒屋で呑むのと変わらないくらいの料金になってしまいます。特に1人ではないような場合、生ビールを最低7~8杯呑みますから“立ち呑み”なのに、1人あたり¥3~4,000の料金になってしまいます。しかも、それだけの量を飲むのですから、1~2時間店にいます。立ったまま。これが結構疲れるのです。これなら座って呑んだ方が良いに決まっています。話が少しズレてきましたが、この“立ち呑み”のお店で串カツをいただく場合、深めのバットにソースが入っているものが置いてありますので、そこにカツをつけていただきます。お客さん全員共有で。ですから、1度口にしたものをもう1回ソースにつけるのは不衛生なので禁止なのです。この、2回、ソースにつけてしまうことを“2度づけ”と言います。ちなみに、キャベツのザク切りも置いてあります。これは食べ放題です♪話を戻しますが、門戸厄神の露店の串カツも、ツボのようなものにソースが入っており、これをつけていただきます。ツボには“2度づけ禁止”の張り紙がはってあったのですが…それを無視するかのようにソースに何度もつけて食べる子供(♀)。隣にはその子の父親だと思われる男性。その光景に、明らかにムッとした表情のテキ屋のにぃちゃん。子供が何度もソースにつけてしまうのは知らないから仕方がないのですが、そばで見ている父親が教えてあげないと…おかげで、管理人は幼子と間接ちうをしてしまいました…Copyright(c)2004-2005 BUDDA1967. All Rights Reserved.