やってしまった上海
上海を手に入れてしまった。自分へのご褒美である。一寸だけ昇級したので、その記念とご褒美。上海~ペリカンの限定万年筆 M620 の都市シリーズの一つで2004年のもの。ペリカンの限定品は今は史跡シリーズとなっていて、最新はグランパレス?だったと思う。今回の上海はオークションで入手。2年前の限定品なので、通常のルートでは手に入り難くなっていた。そのうち写真を追加で掲載するかもしれないが、ボディーは赤とオレンジの半透明マーブル。色違いでアテネというのもあるが、こっちは殆ど見あたらないのと、個人的には赤系が好きなので上海でOKである。M620シリーズはペン先が18Kで通常のM600の14Kより少し柔らかい感じ。今回はMニブと自分的にはベストバランスペン先を選択できたと喜んでいる。さて、書き味はペリカンのスーベレーンシリーズのMニブは少し扁平で、M800のときもそうであったが、少し角度が変わると、かすれてしまう。そこで、例によって、マットコートの出番である。少しずつ角度を変えてはひたすら「の」の時をグリグリと。大体、インク2回吸引分位、グリグリやっていると、概ね良好。現在は、書き出しのかすれもなく、多少ペン先の角度が変わってもOKとなっている。書き味としては満足できるところとなった。但し、BニブのM800には及ばないが…インクはボディー色に合わせて(手持ちのインクの中で…)ヤンセンのダンテ(ルビーレッド)を吸わせている。使い道は日記と落書き。今まで、他のペンを使っていたことも上海で赤い文字を綴っている。いい感じである。