絵 2
「青いドレスの女」は、なぜか、美輪様を思い出した。どうしてだろうな?そして、私が学生だった頃、写真を取るのにドレスっぽいものが欲しくて、買った青いドレスがあるのを思い出した。今となっては、まったくの時代遅れ (よく考えたら20年も前だ)しかも、2,3回しか袖を通していないドレス。きっと、私のたんすの中で唯一のドレス。(ワンピースともいう)それを思い出した。長いこと実家に置いたままで、母にも捨てていいよと言ってあるのだが、母曰く、「あなたに似合うのだから、もったいないからこれは取っておく」と言って、まだ残っているはずだ。絵の中の、さらに四角から、ふんわり出ている女性。は、誰だろう?常識やら、現実世界やら、そういうのから、飛び出そうとしている女性は、私だろうか?私もそろそろ、今までの自分が、作り出した「常識」の世界から抜け出しなさいよ。と言っているのだろうか?軽やかに、風に乗って。私の中の少女が、青いドレスを着て、クルクルと風に舞う。そんな自分がいたのを忘れていたな。いつからか、より、強くならなきゃとか、がんばらなきゃと暗示をかけていたような。今、見えている世界から抜け出すのは本当は自由なんだよ。もっと、もっと、人間って軽いんだよ。もっと、もっと、肩の力を抜いて~って、そう、私に語りかけている気がする。もっと、肩の荷を降ろそう。不必要な物は全部おろそう。急に軽くなると、不安になりそうで、あれもこれもと、くっつけて歩きたがる自分。もっと、軽いんだねぇ、きっと。「ふくろう君」は、そのまんまだ。「森の賢者」ともいわれているふくろう。目立たなくとも、ボケーっとしていようとも、きっと、今、子供たち子供たちなりの知識を身に着けているのだろう。そう信じよう。子供とは、賢い生き物なのだろう。親が思うよりもずーっとずーっと。私は、勉強と言う形以外のもので、子供たちからたくさんのことを学んでいる。それを、教えてもらっている。学校だけが、すべてではない。頭では分かっている理屈。(あっ、でも最低限のことはやってよね。 お と を の違い!!そろそろ判れよぉとかね)などど、夜な夜な、日々、自分で、絵に向かって語りかける日々なのだ