親も年をとる
墓参りを兼ねて、実家に戻ってきました。簡単に、祖父母の墓に手を合わせただけですが、親の顔を見て私も安心でした。実は、私は4人姉妹の次女なんですが、すぐ下の妹だけは、未婚で実家で両親と一緒に住んでいました。それが、この夏に結婚する事が決まり、夏からはついに、夫婦二人暮らしが確定です。思えば,4人姉妹が常に誰かが家にいる状態が長く長くありましたから。この妹、年齢も37歳と、結構な年でして、まぁ、結婚できて万々歳!なのですが、結婚先が、はるか遠い東京。簡単に帰ってこれる距離ではありません。両親としても、嬉しい半面寂しさが隠せないようなのです。結納の前日から、父が突然、「足が痛い」と言い出し、今現在もそれは続いています。毎日散歩してた人が、パタッと辞め、病院に通い、あちこち検査し、杖まで突いて歩いている姿は、見ていてちょっと痛々しい位です。急に、気弱になり、足だけじゃなく、頭が痛いだとか、色々といっております。今まで、「全員、さっさと嫁に行け!」が口癖だったのに、今では、「お前、旦那と帰ってきてこの家に住んでくれんか?」が口癖になっております。イヤ、現実問題、職場から遠すぎるし…。孫達にも、「寂しいから、いつでも泊まりに来てくれ」と、態度が豹変。母の方も、今まで、我家が帰ると、ウルサイし、面倒だ!と言っていたのが、さすがに今回は嬉しそうでした。帰って両親の様子を見れて安心です。両親も結婚してすでに、43年が経っています。父も70を超えました。女の子4人を嫁がせて、それなりに父も安心したのでしょう。実際は、家事も手伝わない、子育ても参加しない人なんですが、それでも、それなりに一安心&寂しさで、体の力が抜けたという感じなのでしょうね。祖母の夢は、「息子(私の父)を心配する、母(祖母)その気持ち」からだったのかもしれまん。これから先は、両親の老いとどう向き合っていくのか、課題となります。