これも、やっぱりラッキー☆なのか・・ね。
今日は、首を洗って待っていたいよいよ結果発表。ドキドキでした、ほんと。既に、最悪の状態にはちがいないけど、その中でも少しでも朗報が先生の口から・・・と期待しつつ。10時の診察の予約と、11時からの肺活量の検査が今日の予定。外来受付をして前で待ってると、受付で再度名前を呼ばれる。何でも、診察の待ち時間の間に先に肺活量の検査をしてきてとの事。他科受診用のレントゲン袋みたいな大きめの袋にカルテを入れてもらい、肺活量の検査室へ移動。肺活量の検査は、前に遠い記憶でなんかやった記憶あり。先週ぐらいからの咳の症状が、良くなってきてたけどめいっぱい口にくわえた状態で、吸ってーっ、吐いてーっってやってるうちに咳き込むんじゃないかと気が気じゃない。静かに、長く続けて吐ききるほうの検査は、何とか無事終了。肺活量も充分にあるらしい。次の、思いっきり吸って、一気に目いっぱい吐くやつはさすがに、奥底の痰がゼロゼロ状態だったのでなんとか頑張ったけど、はい、オッケーの声と共に咳き込んだ。でも、大丈夫だったみたい。ほっ。実は、その肺活量検査を待っている時、そー言えばこの中にカルテあるんだ、何か情報が書いてあるかもと思った私は、結果の診察前なのに袋からそっとカルテを引っ張り出した。プラスチックのファィルケースにはいっているカルテの表紙にメモ書きで、12/21入院予定と貼ってあった。・・・・・えーっ、聞いてないよーっ。(古っ、ダチョウ倶楽部かっ)21日って明日じゃん・・今日の明日で入院?!まーでも、温存手術なら一週間くらいの入院としてももしかして、年末で退院?! ラッキー☆なんて期待もしてた。検査を終えて、外来にもどると私の主治医の先生の外来は今日もまた大人気で、混んでる。先に検査に行けといった意味がわかった。もどってからかなりたってから、名前が呼ばれる。ドキドキの頂点で、診察室に入る。最終結果は、母も是非一緒に聞きたいというので一緒に入った。まず、先生は骨への転移確認検査の画像、肺のCT画像、肝臓のCT画像順番に見せながら、遠隔部位への転移はすべてなしなので手術はできます。・・と嬉しい結果を聞かせてくれた。その後、2日前にやった造影MRIの画像を見せた。私の画像を見ながら、ちょっと重くなった口を開いた。なんでも、私のガンはめずらしいらしく。前にもいったけど、触った感じでしこりの確認は難しい。そして、先生が偶然エコーで見つけたガン以外に、右の乳房内に、数個(ざっと見ただけでも3,4個)の小さなガンがはっきり白く見えた。これも、造影MRIを撮って初めて先生も見えたらしい。先生も、びっくりしたみたい。今の技術はほんとすばらしい。昔ではこうは見えないらしい。あの例のうつぶせで、左右の胸を穴の中に入れて撮った検査で見つかった。一箇所のガンなら、その部分を切除して温存も可能だけど私のこの、右乳房内のガンの数をみた先生は、全摘が一番望ましいでしょうと説明してくれた。温存手術でもできない事はないけど、事前に抗がん剤を投与してガン自体を小さくしてから手術するものだけど・・。やっぱり、私の年齢(前にも言ったけどガン年齢としては若いっ)ので、再発や転移のリスクを少しでも押さえるためにも、他の部位に転移していない今、全摘を・・・という事らしい。別の意味で、あなたは若いから、乳房を失う事に抵抗があるなら(乳房に執着があるなら、という言い方をしていた。)後は、術式を選ぶのはあなたです・・・と。母は、やはりその数個のガンがある画像にかなりのショックを受け、私より先に「もちろん、命が優先です!!!」と言い放っていた。私も、頭では理解できていた。告知の時と一緒だ、でもなんだかどこかで別なことを考えている感じで聞いてるようで聞いてない状態。そりゃ、そうだ・・よ。さっきまで、温存療法に違いないと思っていたぐらいだから。でも、最初の検査以来、今回は期待するとことごとく打ち砕かれる。 常に、最悪の結果。でも、あの数のガンを見たら、多分みんな背筋が寒くなる。先生も、右にあれだけあるから、もしかして左にもあるのかもと心配して両方の乳房を取らなきゃならないかも・・・と心配したとも言っていた。でも、これもラッキー☆といえるのか、間違いで検診でひっかかった左胸には今の所ガンは見えない。だから、やっぱり全摘しか私の選択肢はないらしい。先生も、私が決めてといいながらも、明日の入院のベッドも押さえたし、年内最後の手術は26日の水だからそこに無理矢理予定を押し込んだとも言った。そして、この外来の時間では短い、ほんとは2時間ぐらいかけて説明しなきゃならないので、24日の祝日にお休みだけど、先生が来てくれてじっくり説明する機会を設けてくれるそうだ。 既に入院した後に・・。そりゃそうだ。 ほんと、何も聞けてない。事前に情報入手してかなり勉強していたのに。 それまでに、また勉強してきてと言われる。しかも・・明日の入院は決まってる・・・。入院したらオペやめるわけにいかないじゃん。でも、私は生きるために全摘を受け入れるしかない。やっぱり、女性だから乳房を失うというのはかなりのショック・・・。でも、先生が言うように他に転移してないうちにちゃんと切除しておかないと後で今回の選択を死ぬまで悔やむ事になるに違いない。独身は、独身だけど一度も結婚した事もない女性や子供を産んで母乳育児もしていない女性に比べたら私は、その全てを既に経験してきた。そう思えば、幸せなほうなのだと思う。こんな時でも、私なりに前向きに考えようと頑張る。手足が無くなったりするわけではない、顔半分がただれたりする大火傷を負ったわけでもない。おそらく、術後しばらくすると、私は外見から見たら今の私と何も変わらないんだとしたら・・。私は、子供達のためにまだ死ねない。やっばり生きたい。だから、明日入院します。心の準備も何もあったもんじゃない。今、これを書けてる自分を褒めてあげたい。そして、職場の先生にも今日の内容を診察時間終了後に訪ねて、説明してきた。さんざん家に帰ってから、泣いたので・・・泣かないつもりだったけど、同僚の看護師さんが、私のために涙を流してくれたのを見てもらい泣きした。泣きながらでも、先生の前に座り顔をみながら一生懸命、今日言われた事を正確に伝えた。途中で、先生がティッシュを差し出してくれた。お気遣いすいません。ほんと・・。そして、相変わらずの温かいお言葉で何も仕事の事は心配ないから、治療に専念して・・とまた笑顔で言ってくれた。やり残していた仕事を一応の区切りまで仕上げて後は、同僚や先生に託すことにする。大丈夫、大丈夫ってみんな優しく言ってくれる。ほんとに、ありがとう。私は、ほんとうに幸せって思ってしまった。全摘だと、やっぱり2週間程の入院は最低でも覚悟なのですんごく迷惑をかけます。みなさん、ごめんなさい。そしてありがとう。仕事の関係で、年末年始のお休みを使って少しでも、休む日数を減らしたいという私の希望を叶えてくれた主治医の先生にも感謝です。私、これから先ますますどうなるのか自分が自分を、自分らしく保っていけるのかとーっても不安ですが・・明日、とにかく入院。頑張ります。頑張るしかない。明日以降は、携帯更新できるようにしたからメールで更新できるといいな。その余裕があればだけど・・・。でも、手術まではぴんぴんだから・・変な感じ。入院しちゃっていいの?!ってくらい。ブラインドタッチのPC入力と違って携帯入力はえらく時間がかかっちゃう私は、おそらくめんどくさいので文章はかなり短めになりそうな予感・・・いやっ・・・確実。では、明日行って来ます。たいへーーんっ。まだ何も入院の準備できてない。急げーっっ