251824 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

分太郎の映画日記

分太郎の映画日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

分太郎1999

分太郎1999

カレンダー

お気に入りブログ

三浦研一のブログ … 彊人さん
masalaの辛口… マサラ0517さん
こぶたのベイブウ映… こぶたのベイブウさん
★モイラの名画座★ モイラ2007さん
LOVEBEER便り LOVEビアさん
2007.02.23
XML
 いわゆるヤクザ映画で当たる前の高倉健が主演した『悪魔の手毬唄』。もちろん原作は横溝正史。

 以前から知る人ぞ知る?この映画、ソフト化されていないために(私的には)“幻の作品”であったが、ラピュタ阿佐ヶ谷で開催中の「ミステリ劇場へようこそ。【第2幕】」で上映中なので昨晩観に行く。
 評価:☆

 鬼塚村一の富豪、仁礼家の長女は流行歌手として活躍していたが、自動車で帰省の途上、運転手もろとも殺害される。ラジオからは須麿子の新曲の手毬唄が流れていた。仁礼家の当主は,テレビの追悼番組で流れたその手毬唄を聴くとなぜか脅えた。一方、事前に、須磨子から脅迫状の件で相談を受けた名探偵・金田一耕助が村に駆けつけた夜、仁礼家の長男が銃声一発、殺される。現場を見た金田一は“自殺を装う毒殺"と見破るが……。

……と、市川崑監督の映画(1977年)や古谷一行主演のTVドラマ(1977年、1990年)などをご覧の方、原作を読んだ方はお気づきのように、ストーリーはまったく別物と言ってよい。
そもそも手毬唄の必然性がまったくないし、解決の場面でも殺害方法の謎解きなども一切ない(ラジオに犯人の指紋が付いていない謎も解かれないし)。原作云々を抜きにして、ミステリー映画として見てもちょっと酷すぎないか?


 しかし、それよりも何よりも。

 ブレザー&スラックス姿で首にはスカーフ、
 黒のサングラスをかけ、
 スポーツカーで颯爽と登場!
 人と会話をするときはタバコをぷかぷか吹かし、
 わりと頻繁にニヒルな笑いを浮かべ、
 宿と屋敷の間の移動はスポーツカーで、
 そして東京からは美人秘書(助手)がやってくる……。


 うっ、うっ、こんなの金田一耕助じゃない!
(いや、事前に想像はつきましたけどもね。それにしても。)

 そういう意味ではスリル満点(?)、ドキドキしながら見られるので、キワモノ?趣味のある人にはお薦め、かも。

 ちなみに同特集上映では、中尾彬がジーパン姿で金田一耕助を演じた『本陣殺人事件』も上映していたが、こちらは未見。
 さらに来週(3/1)には東京・池袋の新文芸坐で池部良が金田一耕助を演じた『吸血蛾』の上映もあり。こちらはちょっと見たいかな。


『悪魔の手毬唄』配役比較
http://www7.ocn.ne.jp/~yokomizo/haiyaku/temariuta.html

ミステリ劇場へようこそ。【第2幕】(ラピュタ阿佐ヶ谷)
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mystery2/


『悪魔の手毬唄』
【製作年】1961年、日本
【配給】ニュー東映
【監督】渡辺邦男
【原作】横溝正史
【脚色】渡辺邦男、結束信二
【出演】高倉健、北原しげみ、小野透、永田靖、大村文武 ほか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.06.08 15:54:58
コメント(0) | コメントを書く
[日本映画(1961~70)] カテゴリの最新記事


カテゴリ

バックナンバー

・2024.09
・2024.08
・2024.07
・2024.06
・2024.05
・2024.04
・2024.03
・2024.02
・2024.01
・2023.12

© Rakuten Group, Inc.
X