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分太郎の映画日記

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2007.02.26
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 京女ものを得意とする吉村公三郎監督による好編。岡田茉莉子が輝いている。

 東京・池袋の新文芸坐で2007/2/3~16に開催された「匠 吉村公三郎の世界 -吉村作品の中の名女優たち-」にて鑑賞。
 評価:☆☆☆☆

 京都の老舗の和菓子屋の跡取りとしてやってきた娘(岡田)は、始めは家を改造して洋裁店を開くつもりだったが、古くから働いていた職人が店自慢の「京時雨」をつくる姿に心打たれ、店を続ける決心をする。同業の親類からの嫌がらせに耐えながらも和菓子に魅力を感じ、はつらつと店を建て直す彼女の前に、母の恋人である版画家(佐田啓二)が現れ、二人はやがて愛し合うようになるが……。

 話の展開は、吉村監督の代表作とも言うべき『夜の河』(山本富士子主演)によく似ているが、こちらのほうが清涼感というかすがすがしさを感じるのは、やはり主演の岡田茉莉子の溌剌とした演技によるものか。また、主人公の同級生として二人(河内桃子、高千穂ひづる)を配して、旧習に縛られざるを得ない旧友たちと、(当時としては)先進的?な主人公の生き方とを対比して描いていることも大きい。『夜の河』の山本は結局、孤独なまま終わってしまうし。

 佐田との関係や母との関係の描写が描き足りなかったり、物足りない部分はあるが、観て良かったと思える作品。

 劇中である意味キーポイントとなる和菓子、京時雨は美味しそうで、ちょっと食べてみたい(とは映画を観た人に共通する感想かな)。


『女の坂』
【製作年】1960年、日本
【配給】松竹
【監督】吉村公三郎
【原作】沢野久雄
【脚本】新藤兼人
【出演】岡田茉莉子、佐田啓二、河内桃子、高千穂ひづる、乙羽信子、北上弥太郎 ほか





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最終更新日  2007.06.08 15:52:35
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