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カテゴリ:日本映画(2006)
広末涼子 主演、玉山鉄二 共演で送る、クリスマス直前に8年間の恋に終止符を打つカップルのショートストーリー。
昨年12月に東京・渋谷のシネクイントでレイトショー上映された際は行けなかったが、渋谷シネ・ラ・セットにてリバイバル上映されたので、ようやく鑑賞。 『Presente 合い鍵』 評価:☆☆☆ 女性が一生の間に、恋人、親、友人、子供からもらう様々なプレゼントをテーマに描いた12編の短編からなる直木賞作家・角田光代の『Presents』(双葉社)の中から、『合い鍵』を映画化したもの(同じく『うに煎餅』も公開済み)。 この手の作品にしては、広末涼子と玉山鉄二という豪華なメインキャスト。 広末は、『バブルへGO!!』でも感じたことだが、(偉そうな言い方だが)演技がうまくなったと思う。あれこれ叩かれ出産などを経て、大きく変わった気がする。 本作品でも、突然別れを告げられた女性の戸惑いと悲しみを、微妙な表情の変化で演じていて、大変に良かった。過去の“幸せな”笑顔も素敵だったし。 また演出も、場面場面の構図がぴたっと決まっていて、画面つくりが秀逸だと思った。 監督は新鋭の日向朝子。今後が楽しみな若手監督がまた一人増えた。 ただ、40分の中編に1000円払うかどうかは、人によって価値観が違うので、結構微妙だが、DVDも発売されているので機会があれば鑑賞しても悪くない作品だとは思う。(クリスマス映画なので、その時期に観た方がよいかも) 【あらすじ】 クリスマスを目前に控え、編集プロダクションで忙しく働く由加里は、後輩・美加の問い掛けに、恋人であるフリーカメラマンの博明との付き合いが、20歳から8年間であるかとに気が付く。互いに多忙で、なかなか会えないでいた。 ある日、久しぶりに博明から呼び出しの電話が入り、待ち合わせの公園で待っていたのは、「好きな人が出来たので、別れてほしい」という博明の言葉だった。「いろいろと乗り越えてきたじゃない」と言いつのる由加里に、「ぼくらの線は交わらないず、このまま離れていくだけ」と突き放す博明。 翌日、会社を休んだ由加里は、思いきって髪を切る。会計の時にハンドバッグから床に落ちた“合い鍵”を見て、楽しかったクリスマスの思い出が蘇る……。 『Presente 合い鍵』 【製作年】2006年、日本 【製作】ジェネオン エンタテインメント、アットムービー、衛星劇場 【配給】アットムービー 【監督・脚本】日向朝子 【原作】角田光代『Presents』 【撮影】斎藤徳暁 【音楽】野崎美波 【出演】広末涼子(由加里)、玉山鉄二(博明)、有村美樹(美加)、安田顕(美容師)、真山明大(ウェイター)、川口覚、池田香織 ほか 公式サイト http://www.presents-movie.jp/aikagi/
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最終更新日
2007.04.23 15:03:24
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