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カテゴリ:私の居場所 番外編
8.<私を支えてくれるひと>
慌ただしく午前の授業は終わり、今はお昼休みだ。 「眠い、眠い!!」 「由奈いっつもそればっかじゃ~ん!」 「2時間しか寝てない...」 けど、昨夜は幸せだったと言おうとして、ユナはその言葉を胸にしまいこんだ。 「午後からテストだよねー勉強してたんだ?」 「え、テスト...」 「知らなかったの!今日は化学のテストじゃない。」 化学と言えば、恐いと有名な河村のテストだ。 「や、やば~い!ちょっと今からやるから範囲教えて~!」 「由奈らしいわね。」 友達は呆れて溜め息をついた。 ユナは弁当を急いでかきこみ、化学の勉強を始めた。 「帰ったら、クロノスに会えるから頑張ろうっと。」 「え?由奈何か言った?」 「ううん、何にも!」 そうして昼休みは終わり、午後からはだるい授業が始まる。 クロノスがいるから、あたしは頑張れるんだわ。 ユナは、テストの最初のページをめくった。 END ユナの番外編終了です☆ 読んでくれてありがとお♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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