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カテゴリ:我家の出来事
長男の大学のCommencement(卒業式)が先週の土曜日に行われました。 本来なら2006年6月が卒業式だったのですが、日本の大学に1年間通っていた関係で卒業に必要な2単位が日本から送付されるのが遅れてしまい、結果的に去年の12月まで大学に在籍していました。 卒業式は去年の6月に出られたのですが、本人の希望で卒業に必要な全単位が揃ってから卒業式に出ることにしました。 息子の通っていた大学UCSB(University of California, Santa Barbara)2007年度の卒業式は土曜日、日曜日2日間そして土曜日も日曜日も午前9時、午後1時そして午後4時の3度にわたり行われました。 学生数の多いUC系は卒業式を数回に分けて行うようです。 大学の卒業式は私たちにとっても始めての経験でした。 長男の卒業式は土曜日の午後4時からの部でした。大学の卒業式は黒のガウン、黒のキャップ着用です。 校内には多くのボランテアの人達の姿が見られました。車を止めた後、シャトルバスが式場まで連れて行ってくれます。卒業式は野外広場のような所で行われました。 校長、教授そして卒業生代表達の長いスピーチの後、学生の名前が1人1人呼ばれます。式に参列していた家族や友人達は自分の子供や友人の名前が呼ばれるとそれは凄い奇声をあげ同時にAir hornが鳴り響き本当にお祭り騒ぎのような感じでした。 私の母も一緒に行ったのですが、あまりの騒々しさに少しビックリしたようでした。 日本の卒業式とは全く異なったアメリカの卒業式。 日本のように4年生の大学に行くのが当然ではないこの国では、4年制大学を4年間で卒業できる子供の親達の嬉しさは想像以上のようです。 参列している家族、親戚そして友人達の服装もきちんと正装している人達もいれば普段着で参列している人たちも数多く見られました。卒業生達も普段着にガウンを着てサンダルを履いて式に参列している学生も多くこれには長男もビックリしていました。 長男には卒業式なのできちんとした格好をするように言っていましたが、やはりけじめをつけるところではきちんとつけられる子供になって欲しいと思います。 式が始まるのを待っている間に気がついたことなのですが、この学校は白人とアジア人でほとんど占められていた事には少しビックリさせられました。 UC系は学費だけで年間$7800.00(936000円)4年間で$31200.00(3744000円)必要です。プラス生活費等が加算されますので、親達は私たち夫婦も含め卒業した嬉しさ及び金銭的にもほっとした瞬間かもしれませんね。 もう一つビックリした事に式の最中にtortilla(トーティーヤ)と呼ばれる、メキシコ料理で使われる小麦粉やコーンの生地を薄く焼いたもの。丸い形をしているのですが、このトーティーヤがいろいろな所から飛んでくるんです。最初はビックリしましたが、式が終わるまで飛び交っていました。聞く所によるとUCSBの在校生が卒業式の時に卒業生達に行う伝統的な行事だそうです。 長男が誕生して以来、やっとここまで到達できたような、母親としてやはり感無量の一日になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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