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カテゴリ:ドライブ日和
【釧路ともお別れ・涙のグルメツアー。その二】
ソフトクリームを平らげ、少しの休憩をば。 さぁ釧路に向かいますよー。 「そういえば和商市場って何時までなの?」 「たしか18時だったと思うけど?」 時計を見ると15時40分位でした。 まだ余裕あるね♪ 暫くすると、ふと見上げた青看板に「釧路湿原展望台」の文字が… そういえば湿原みたのっていつだっけ?…よしっ!天気もイイし。 「よーし桜ぁ、湿原見に行くぞおー」 「え?だ…大丈夫?(腰)」 「せっかくの釧路なんだから見ないと勿体無いっっしょ♪」 少々不安だったが、桜の釧路(阿寒湖)の思い出が嫌な思い出ばかりじゃあね。 『楽しかったね、阿寒湖^^』っていつか言ってくれたらいいな。と思うのです。 さぁ着きましたよー あの建物の上のぼればもっとキレイに見えそうだぞ。 中へ入ってみる。 そしたら、なんと二階へ昇るにはお金がかかるんですって! 止めとこ… グルっと中を廻ってたら、大きな此処周辺の手書きの地図を発見! 見ると、なんか他に展望台がある。 しかしそこに行くには回周コースを廻るそうな。 外に出て、そのコースの入り口がそこにあった。 ここまで来たからには壮大な釧路湿原の絶景を見たくはないか?! 廻り切るのに時間が約1時間程かかるらしい。 ただ今の時間。16時。 間に合いそうだ。 「行ってみるか!」 「えー!?大丈夫なの?」 「最近寝てばっかだったからいい運動になるっしょ♪」 半ば強引に桜の手を引いて、出発っ! いきなり[熊出没注意]の看板が… 「止めようよー、出てきたら嫌だぁ…」 「大丈夫だって♪」 ブツブツ言いながらも歩き出す桜。 最初は私も順調だったのです。 しかし段々道が険しくなっていく。 木で出来た階段が急なんで、腰にキだす。 「おぉぉ…厳しい」 「だから止めようっていったじゃん!」 丁度真ん中辺。 いやぁ、なんか天気が悪くなってきたぞ… 息が上がってきた。フー、フー。 また登りだ… ふと右を見ると、木々の間から湿原のパノラマが見え隠れする。 「よし桜、邪魔だからアレ切ってこい」 「おおぉし、やるから道具持ってこい」 「甘えるな。手刀で切ってこい」 「私が見ててやるからコトロ、お前が切ってこい」 まだまだその展望台まで着かないようだ… 少し先に家族で歩いていた。 言葉を聞くと韓国か中国の方々なようだ。 「ようし、桜お前挨拶してこい」 「おぉ、言ってやるから金よこせ」 「挨拶してきたら金をあげよう」 「そんなん云うなら、お前がいってこい」 そんなこんなで、大泉と藤村Dの掛け合いの如く言い合っていたら ようやくその展望台に着いたのでした。 おぉ、凄いなぁー!! これで天気良かったらもっとキレイなのになー やっぱり来てよかった♪ と、思っていたのはどうやら私だけだったようである。 「ほら!帰るよー。天気も悪くなってきたよ」 この先の帰りの道中を考えると、 一気に感動も萎えてしまい、肩を落とした。 腰も歩くたびに響いて痛み出した。 途中、車のエンジン音が聞こえた。 見ると、右手に道路が走っているではないか! もう直ぐ着くぞー!!と安堵した。 …のつかの間、いくら歩いても歩いてもまだ着く気配がない。 「おい桜、道路までヒッチハイクしてこい」 「おぉ、お前が行ってこい」 「俺は腰痛いから無理だ」 「だったらいうな、ボケ」 「お?俺にそんな口聞いていいのか?」 「誰に口聞いてるか?コトロお前だ」 そんなこんなで、あまりの疲れで言葉も悪くなってきだした、その時!!! あぁぁぁ…見えた…ぁぁ はぃ、ようやく着きましたの。 車までがこれまた長い…力を振り絞る。 車に乗り込んだ二人は心底後悔したのでした。 この後悔がいつか『いい思い出』に変わる日は何時になることやら(^_^; あ……忘れてた。 これからまだ和商市場へ行くのだった。 続く――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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