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*ニソロを見上げ、モシリに立つ*

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カントコトロ

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2007/10/20
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カテゴリ:ドライブ日和
【釧路ともお別れ・涙のグルメツアー。その二】


ソフトクリームを平らげ、少しの休憩をば。
さぁ釧路に向かいますよー。

「そういえば和商市場って何時までなの?」
「たしか18時だったと思うけど?」

時計を見ると15時40分位でした。
まだ余裕あるね♪

暫くすると、ふと見上げた青看板に「釧路湿原展望台」の文字が…
そういえば湿原みたのっていつだっけ?…よしっ!天気もイイし。

「よーし桜ぁ、湿原見に行くぞおー」
「え?だ…大丈夫?(腰)」
「せっかくの釧路なんだから見ないと勿体無いっっしょ♪」


少々不安だったが、桜の釧路(阿寒湖)の思い出が嫌な思い出ばかりじゃあね。
『楽しかったね、阿寒湖^^』っていつか言ってくれたらいいな。と思うのです。


さぁ着きましたよー
展望台.jpg

あの建物の上のぼればもっとキレイに見えそうだぞ。
中へ入ってみる。
そしたら、なんと二階へ昇るにはお金がかかるんですって!
止めとこ…

グルっと中を廻ってたら、大きな此処周辺の手書きの地図を発見!
見ると、なんか他に展望台がある。
しかしそこに行くには回周コースを廻るそうな。


外に出て、そのコースの入り口がそこにあった。
ここまで来たからには壮大な釧路湿原の絶景を見たくはないか?!
廻り切るのに時間が約1時間程かかるらしい。
ただ今の時間。16時。
間に合いそうだ。


「行ってみるか!」
「えー!?大丈夫なの?」
「最近寝てばっかだったからいい運動になるっしょ♪」


半ば強引に桜の手を引いて、出発っ!
いきなり[熊出没注意]の看板が…

「止めようよー、出てきたら嫌だぁ…」
「大丈夫だって♪」

ブツブツ言いながらも歩き出す桜。
道1.jpg

最初は私も順調だったのです。
しかし段々道が険しくなっていく。
木で出来た階段が急なんで、腰にキだす。

「おぉぉ…厳しい」
「だから止めようっていったじゃん!」

丁度真ん中辺。
道2.jpg

いやぁ、なんか天気が悪くなってきたぞ…
息が上がってきた。フー、フー。

また登りだ…
ふと右を見ると、木々の間から湿原のパノラマが見え隠れする。

「よし桜、邪魔だからアレ切ってこい」
「おおぉし、やるから道具持ってこい」
「甘えるな。手刀で切ってこい」
「私が見ててやるからコトロ、お前が切ってこい」


まだまだその展望台まで着かないようだ…

少し先に家族で歩いていた。
言葉を聞くと韓国か中国の方々なようだ。

「ようし、桜お前挨拶してこい」
「おぉ、言ってやるから金よこせ」
「挨拶してきたら金をあげよう」
「そんなん云うなら、お前がいってこい」


そんなこんなで、大泉と藤村Dの掛け合いの如く言い合っていたら
ようやくその展望台に着いたのでした。


おぉ、凄いなぁー!!
これで天気良かったらもっとキレイなのになー
釧路.jpg

釧路2.jpg

釧路3.jpg

やっぱり来てよかった♪
と、思っていたのはどうやら私だけだったようである。

「ほら!帰るよー。天気も悪くなってきたよ」


この先の帰りの道中を考えると、
一気に感動も萎えてしまい、肩を落とした。
腰も歩くたびに響いて痛み出した。



途中、車のエンジン音が聞こえた。
見ると、右手に道路が走っているではないか!
もう直ぐ着くぞー!!と安堵した。

…のつかの間、いくら歩いても歩いてもまだ着く気配がない。

「おい桜、道路までヒッチハイクしてこい」
「おぉ、お前が行ってこい」
「俺は腰痛いから無理だ」
「だったらいうな、ボケ」
「お?俺にそんな口聞いていいのか?」
「誰に口聞いてるか?コトロお前だ」

そんなこんなで、あまりの疲れで言葉も悪くなってきだした、その時!!!


あぁぁぁ…見えた…ぁぁ

はぃ、ようやく着きましたの。


車までがこれまた長い…力を振り絞る。
車に乗り込んだ二人は心底後悔したのでした。
この後悔がいつか『いい思い出』に変わる日は何時になることやら(^_^;


あ……忘れてた。
これからまだ和商市場へ行くのだった。

続く―――――――





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Last updated  2007/10/20 06:53:32 PM
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