私自身は純粋の久米産なのですが、長い間埼玉県に住んでいて、久米に戻ったとき、最初にやってみたいなと思ったのが、実は「織り」でした。久米には「久米島紬」という国指定重要無形文化財に認定されたところの素敵な織物があります。
若い自分に母に作ってもらった紬がとても気に入っていましたから、「紬」そして「織り」に対して興味を抱いていたのです。ですけれど、織機に触れることもなくあれから12年というひと歳月が過ぎ、自分の居場所が定まったこの時点で、どういう訳か「織機」が手元に入っていました。娘が少し「織り」をかじっていた事も、興味の綱をつなげる手助けになったようです。「久米島紬」とまでは、もちろんいきませんが、「趣味の織り」くらいならそろそろやってもいいのではないでしょうか。
そんなわけで、お店の入り口に「織機」が陣取ることになってしまいましたの。友人のおばあちゃんが昔織っていて、今は使われることなく放り置かれたものを補修し、お色直しをしてもらいました。この「織機」に糸がかかるのは、まだ少し時間がかかるかも知れませんけれど。
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最終更新日
2005年03月19日 18時06分00秒
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