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昨夜、実はお客様で、お友達(と思ってますが?)の前田さんが、「ホタルがいっぱい群がってツリーのようだった」「クメジマボタルかも知れない」と言うので、「冬のこの時期ホタルがいるのかしら」と思いながら、さっそくお客様5人で見に行くことになりました。
クメジマボタルはここ久米にしか生息しない水生のホタルで、春先ゴールデンウィークの2週間ほどが見ごろの希少生物です。 久米にはほかにも数種のホタルがいて半年以上にわたってかわるがわる観測できるので、そのうちのひとつだろうと思いつつ、それでも内心「今頃ねえ?」と言いつつ、出かけたしだいです。 ところが県道沿いの土手に、ホタルよりは小さな光が無数に光っているではありませんか。 目が闇に慣れてはじめてここかしこに光が点在しているのがわかります。 あまりに小さな光ですので、正体が知りたくて手を差し出しても、暗闇ですぐに逃げられてしまいます。 やっとお客さまの一人が捕まえることが出来ました。それは小さなうごめく虫、尻尾の先で光を放つホタルの幼虫だったのです。 ホタルの幼虫が無数にかすかな光を放って、羽ばたく日を待っていたのです。卵も幼虫もさなぎさえも光を放つと聞いていましたが、これにはちょっと感激。 残念ながらクメジマボタルの幼虫ではなく陸生のホタルの幼虫のようでした。でも乱舞するホタルの群れは毎年のように見るのですが、幼虫の光の群れはなかなか気づかないものです。 ホタルの発光のメカニズムに興味を誘われながら、自然のなす面白さに久米の良さをまた再発見する一夜でした。 見つけたホタルの幼虫 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月26日 21時10分34秒
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