ベトナムについて考えました。
先日、地元のローカルフリーペーパーの記事で、ベトナムの子供たちを支援するボランティアをしている女性が和歌山にいることを知りました。2度ベトナムに行って、まず、ストリートチルドレンの多さに驚き、また、他の国の子供と違って、自分たちの生活こそ苦しいだろうに色んなところで無邪気に親切にしてくれたことを思い出しました。そして、この子達の生活はどうなっているんだろうと気になっていました。また、今年帰りの飛行機で、隣に座った女性に、1ヶ月間ベトナムでボランティアをしてきたという話を聞いて、自分も何かできないかとも考えていました。そんなこともあって、フリーペーパーの記事の女性にコンタクトを取り、今日会ってきました。彼女は、アメリカ留学時にベトナム支援をしているグループと知り合い、その後ベトナムに渡り、何ヶ月かボランティアをしたそうです。その後も支援を続けているとのことでした。特に、お金や物資よりも子供たちのケアの重要さを知ったとのことでした。話を聞いて興味深かったのは、ベトナムには、世界中から支援が集まっているのもかかわらず、事務作業に追われて、肝心の支援活動の妨げにもなっているとのことでした。つまり、支援する人や団体は、支援した物資やお金がどのように役に立ったかという結果を求めるので、現地のスタッフはそのためのレポート作成や、訪問する人の案内、物資やお金の管理に追われて、子供や困った人たちのケアをする時間が取れないということだそうです。確かに、支援する人がその支援の結果を知りたい気持ちは分かるし、報告するのも義務だとは思いますが、それが実際の活動の妨げにもなるというのは皮肉なものだと思いました。支援する人は、結果を求めないのが、本当の支援なのかもしれませんね。考えさせられました。いろいろ話を聞いたので、また機会があったら報告します。