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カテゴリ:火の道具
先日、SVEA123Rについて書きましたので、今日はオプティマス99です。 この写真は、昨年の秋 鳩待峠~尾瀬ヶ原~長沢新道~富士見峠~アヤメ平~鳩待峠の山行で、アヤメ平で撮ったものです。 オプティマス8Rと大きさはほぼ同じで、角型でパッキングし易く、ケースがアルミ製でフタがクッカーとして使えるので日帰り山行でカップ麺やコーヒーを飲む程度であれば、別にクッカーを持っていかなくてもいいので重宝します。 アルミの風よけ板もついていますし、アルミケースで軽量なため、8Rより実用的なガソリンバーナーです。 123Rと比較すると燃焼部はほぼ同じパーツが流用されていますが、123Rは燃焼部がタンクの上に地下付けになっているのでタンクごとプレヒートできますが、99(8Rも同様)ではプレヒート皿で燃焼部のみをプレヒートするため、プレヒートや燃焼の安定に多少時間がかかるので、山スキーや厳冬期は123Rを、その他は99と使い分けをしています。 オプティマス99のプレヒート効率を上げるための風防を紹介します。 写真はバーナーヘッドを外して撮影しています。 気温が低い時や、風が有るときは、Optimus99、8Rはプレヒート効率が落ちてプレヒート時間やアルコールの量が多くなるので何とかならないものかと思い、いろいろ試しましたが現在ものに落ち着きました。 風防はステンレス製のクッキーの型抜きを加工して作り、固定はバーナヘッドのネジを締めることで固定します。 中にステンレスたわしの繊維をつめます、写真より多くつめた方が効率が上がるように思いますが、”もじゃもじゃ”が、はみ出ると変な感じなので、この程度にしています。 ステンレスたわしにアルコールが染みて火力が上がりバーナー部の加熱面積が増えて、風防で放熱が押さえるためにプレヒート効率が上がります。 123Rにも同じ加工をしていますが、こちらの方が効果が大きく、またステンレスたわしによりタンクにこぼれるアルコールが少なくなります。 メタの使用は出来なくなりますが、メタの燃焼滓が、せっかくの綺麗なタンクやプレヒート皿を汚すのが嫌なのでこの方法をとっています。 10CCのアルコールボトルで7~8回は点火できると思いますので、日帰り山行では十分です。 使い方はバーナーヘッドのすき間から、アルコール1CC程度たらし入れてライターで点火して通常通りプレヒートを行います。 これによりガソリンで火柱を立てることもなくなりました。 簡単な加工ですので、よかったら試してみてください。 またオプションの加圧ポンプを追加しているので、アルコールが切れた時ガソリンを出してプレヒートしたり(多少煤で汚れます)、晩秋で気温が下がっても加圧して燃焼効率を上げることが出来るので非常に便利です。8Rを使用している人も是非使ってみて下さい5千円ぐらい払う価値はありますよ。 加圧ポンプは旧型のストレートタイプ、ポットリフターをMSRに変えているので、風よけ板も含め、ケースの中に一まとめに収納することが出来ます。現在販売されているの角度のついたポンプだとケースには収まりません。 加圧ポンプは123Rにも使用できますが、真鍮の風防を取ったり付けたりめんどうなので使用しません。 オプティマス99を山行時に持って行く付属品です。 Optimus99本体に、調整キー、付属の風よけ板、オプションのミニポンプ、アルコールボトル10CC、ライター、MSRポットリフター、軍手がアルミケースの中に一式納まります。 これだけの物がよく入るなという感じですが、クッカー+バーナー+付属品が一式、このケースに収まるのは、すごく研究されて設計されるなーと感じます。四角のケースはパッキングにも便利です。 これをユニフレームのソフトケースシリーズスクエア150に入れています。ケースに入れているとアルミのボディーの傷みが少ないと思いますし、フィールドへの忘れ物も少なくなります。 それにしても 99は使い込まれていますね。 ニッチ・リッチ・キャッチさんお世話になってます。 現在、加圧ポンプはこのタイプになります。 メンテナンスキットは8R用を流用可能です。 ユニフレームのソフトケースシリーズスクエア150に、8Rも99もピッタリ納まります。 オプティマス純正の赤いケースよりしっかり作られています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.10 17:52:39
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