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テーマ:日々自然観察(9783)
カテゴリ:甲虫
ロマンティックな名前の「落とし文」
江戸時代に、直接手渡すのがはばかられるような内容の手紙(ラブレターなど)を、相手に気が付くように落としておく、これを「落とし文」と言います。 日本人の奥ゆかしさが感じられる言葉ですね。 この時期に、山道や林道を歩くと、わざと目に付くよう落とされたような、葉っぱで作った「落とし文」が見つかります。 オトシブミ1 posted by (C)あっちゃん6331 落とし主は、オトシブミ 落とし文を作成中に、この虫を発見できれば、落とし文の作成過程やこの変わった姿の虫をじっくり観察できるのですが、まだその幸運には巡り会えていません。 ウスアカオトシブミが葉っぱの上に止まっているところ見つけ、写真を撮ろう接近したところ、コロリと自分から回転でして地面に落ちて行きました。 シャッターを押せたのはこの一枚だけ。 オトシブミ2 posted by (C)あっちゃん6331 ハムシの仲間は、よくコロリ脱走をするので写真が撮れないことが多いのです。 ウスアカオトシブミ(薄赤落とし文) ●学名 : Apoderus (Leptapoderus) rubidus ●目名 : カブトムシ亜目 ●科名 : オトシブミ科 ●名の由来 : 体色と、上記「落とし文」から ●特性 : ・北海道、本州、四国、九州に分布し、日当たりの良い林際などの山地に生息する。 ・体長は5mm程度 ・年2回晩春,夏に掛けて姿をあらわす。 ・赤褐色、頭部および胸部の腹面は暗色。 ・体型は細く,前胸は三角形。 ・食草は、リョウブ,ウツギ,ネジキ,タンナサワフタギで、葉を巻いて中に卵を産み付け揺籃(ようらん)を作る。 ・揺籃を切り落とすこともあれば、切り落とさない事もある。 ・H20.6.28赤城山山麓にて撮影。 -------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.03 05:56:40
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