|
テーマ:尾瀬大好き(581)
カテゴリ:山には花がいっぱい
白花の話
尾瀬ヶ原で最後の花となる、エゾリンドウが盛期を迎えています。 そんな中で、白花のエゾリンドウを見付けました。 エゾリンドウについては 虫媒花としての「マルハナバチ」との関係や 「雄性先熟」や雌性先熟といった雌雄の転換期を持っていること 以前かいています 今日は白花の話。 白花のエゾリンドウは、シロバナエゾリンドウ(白花蝦夷竜胆) Gentiana triflora var. japonica f. albiflora 学名が付きます 白花については、過去に「ムラサキハナナ」、「ハクサンチドリ」、「コバギボウシ」など紹介しましたが この花も、白変種 白変種は、氷河期と間氷期を繰り返してきた地球環境を生き抜き 氷河期を保護色となる白に変化した名残 そのため現在も、白化する遺伝情報は基本的な遺伝子として 脈々と受け継がれている 氷河期残存し植物の多い尾瀬にピッタリの話。 尾瀬リピーターの方は、「おー、あそこだな」とお思いでしょうが あそこには今年は咲いていません 探してみてね。 シロバナエゾリンドウ(白花蝦夷竜胆) ●学名 : Gentiana triflora var. japonica f. albiflora ●科名 : リンドウ科 ●属名 : リンドウ属 ●名の由来 : 日本北部に分布するため蝦夷の名がついたリンドウ ●花言葉 : 不明 ●特性 : ・日本原産で、北海道から本州中部以北にかけて分布し、山地の湿地帯に育成する多年草。 ・茎の高さ30~80cm。 ・花期は9~10月。 ・花冠の長さは4~5cm、花は濃い青紫色。 ・花は筒型で先端は、5裂。 ・中央に花柱、その周囲に5本の雄しべがある。 ・天気の悪いときや夜には閉じて、晴れた日の日中になると開くが尾瀬では大きく開いた花を見掛けることは少ない。 ・尾瀬ではエゾリンドウは湿原、オヤマリンドウは山と2種類のリンドウが見られるが、中間部では交雑種もあるという人もいる。 ・葉は披針形~広披針形で対生し、裏は粉白色を帯びる。 ・お彼岸用の花束に混ざるリンドウはエゾリンドウの栽培品。 ・H22.9.19尾瀬ヶ原にて撮影。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ -------------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、尾瀬トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 『あなたに、まだ、見せてない風景があります』嬬恋村インタープリター会 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山には花がいっぱい] カテゴリの最新記事
|