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カテゴリ:本/音楽/スポーツ/メディア
今日は、私が昨晩テレビで観た番組「プリズン・ガール」(著:有村朋美)についてお話したいと思います。ニューヨークに語学留学中であった24歳の朋美は、麻薬の売買をしているハンサムなロシアン・マフィアと出会い恋に落ちてしまう。恋人として付き合い続け、知らないうちに麻薬取引に巻き込まれてしまうのです。そしてドラッグ密売組織に関係したとして、共媒罪でFBIに逮捕されてしまいました。懲役2年の実刑、連邦刑務所で過ごしたという実話を基にした体験記です。 彼女が入った連邦刑務所は凶悪犯の囚人でいっぱいでした。懲役57年間のアフリカ系ギャング、斧で5人の頭を割った女や、まだ記憶に新しい、N.Y.テロに関与した炭素菌をばら撒いたテロリストなど。朋美が関わった州をまたいだ組織的な麻薬ビジネスに対する量刑も極めて重い。私は、それを観ていて背筋がぞっとしてしまいました。 今まで何の苦労もなく暮してきた彼女は、刑務所内でゆすりやたかりのターゲットになってしまう。しかしその時、韓国人のキャティに出会い親しくなり、アジア系受刑者のグループに入り難を逃れるのです。なにかと朋美を助けるキャティ、しかし彼女は朋美の人生に対する考えの甘さを嫌い離れていく。そして朋美は、自分が平和ボケしたお金持ちの国日本から来たという、今までの甘えた人生の生き方に気付き、大きく成長していくのです。 刑務所内で色んな出会いがあり、そして最後は無事に約2年間の刑期を終えて、日本へと強制送還されてしまうのです。アメリカで逮捕歴のある彼女は、おそらくもう二度とアメリカの地を踏むことが出来ないでしょう。 私もアメリカ留学中に多くの犯罪の話しを聞き、目の当たりにしました。どうしたら、その様な危険から自分の身を守れるのか?日が暮れたら必要のない限り出歩かないようにし、危険な人やエリアには近寄らない、挑発的な服装はしないなど心がけるようにしていました。アメリカでミニスカートを穿いていたら、売春婦だと勘違いされたことがあってショックでした。特に騙され易い私は、現地の友人から「簡単に知らない人を信用してはいけない!」と注意されました。は~いそして私もいかに日本が平和で安全な国であるかを、アメリカに住み改めて感じました。(注:アメリカはルールを守っていれば、安全な国だと思います。) アメリカの刑務所の中で過ごした朋美さんは、最後まで希望を失わずに力強く生きて、日本へ戻りこの体験記を書いてくれました。これを通して、数多くの日本人にアメリカ社会の一面と、彼女のメッセージを伝えることが出来て、立派に社会貢献出来ているのではと思いました。とても考えさせられるお話しでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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