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カテゴリ:緊急系ボランティア
水が無い!
大屋根の3分の2が焼け落ちた事と、1時間におよぶ放水で だいぶ火勢が収まっては来たものの流石に水が無ければ消すことは 出来ない。 消防署員さんがここに火がありますのでこちらに放水お願いしますと 言われたが、水が無い。 そこで放水を一端中止し防火水槽に再度みずが貯るのを待った。 久々に月と星がきれいに見える。 放射冷却で、たぶんマイナス3~4℃くらいまでは下がってる 反対側からの放水の水を浴びたりして結構ずぶぬれのため 火勢がだいぶ弱まった事もあって、こんどは寒くなってきた。 10分くらい待って放水再開、でも5分ほどでまた水が無くなった。 まだ少し火があるので水利を取り直すことにしたそうで(と聞いた) ホースを撤収。 カンソウを持って家の前に回ったら、人がいっぱいいて みんなトビを持って焼けたワラを引っ張り出していた。 家は大きな農家で藁葺きの上に銅板が葺いてあるので 水をかけても、銅板で水が阻まれて中で燃えているワラや柱に 届かないのだ。 そのために、なかなか完全に鎮火しなかった。 「水利を取り直したよ」ということでまた放水を始めた。 既に大きな災は見えなくなっていたが中の方には火が残っているので 放水をし続けた。 どれくらい時間が経っただろうか、やっと筒先を交代。 時計を見ると既に午前2じを回っていた。 約3時間近く1人で水を出してたことになる。 手袋もずぶ濡れ、長靴の中には水。 放水した後につららが出来るくらい冷えていて感覚がない。 炊き出しのおにぎりが有ったので食べたら 冷蔵庫から取り出した直後のように冷えきっていて、身体の中まで冷えてしまった。 ちょっと、長靴と手袋を乾かそうと、ホースをたどってポンプ車に向かった。 しかしポンプ車の姿はなく、延々とホースは続いていた。 つづく(長いな) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.26 13:12:43
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