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カテゴリ:文芸
特別展はPaul Guigou(1834-1871)。
具象そのものなプロバンス風景画だが、空と水…とりわけ水の描写において、 幼稚園で使うクレヨンのような、或いは、一歩間違えると銭湯の壁画になりかねないような(…といっても私は日本人のくせに銭湯に行ったことないのであくまでもイメージだけど)、ポール・モーリアも真っ青のミズイロミズイロした水色が使われている。紺碧の波間に空のミズイロが映ったマルセイユの海なんか、なかなか悪くはなかった。 ついでに常設展(モネだとか装飾画だとか)も数年ぶりだったため一通りざっと歩いてきたが、狸さん(うちの赤子11ヶ月)は、向こうの方から手など振ってちょっかいだしてくる館員さんたちに気を取られ、全然見てないようだった。 私もどうせそんなにモネのたぐいは好きではないのでどうでもいいけど。 わざわざ絵を見なくても、近眼なのでコンタクトレンズを外せば世界はデフォルトでモネになるし、光の効果だとかなんとかいって輪郭が大雑把な絵はコンタクトレンズが濁ってるような気がしてどうも鬱陶しいのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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