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テーマ:ご近所問題(10)
カテゴリ:日常生活
警察の指定業者が音響計測に来た。
この計測の依頼者は下のバーとなっているが、もちろん、自発的に依頼したのではない。 彼らは、警察命令で警察指定業者に依頼しなければならなくなったのである。 計測の人たちは、昼間1回きて、計測用のテープを下のバーのコンポに入れ、 うちのアパルトマンの中で計器を持って計測。 夜にも、一人だけ来て、今度はうちのアパルトマンの中だけでを計測。 計器を持って計りながら、なにやら「1、2、3」などと 声を出したり、ポンッと変な音をさせたりしている。これは下のバーの音量そのものを計るためのテストではない。 だから計測業者の人があらかじめ下のバーにその間音楽をかけないようにいったのだと思う。さっきまでガンガンかかっていた音楽がやんで静かだった。 計測の人が帰った途端、下のバーの奴らは、私たちへの嫌がらせに、普段よりも更に強い、大晦日の夜並のボリュームで挑戦的にガンガン音楽をかけはじめた。そういうメンタリティの奴らなのだ。警察呼ばれることを想定してか5分くらいで音量を普段並みに下げた(それでも十分うるさいけど)が、それでも当然狸さん(うちの赤子1歳)はウウーンと目をさましてしまった。 しかし夫と私はにんまりしていた。 この業者に計測代を支払うのは下のバーであるが、夫が「参考までに、いくらなんでしょう?」と計測業者さんにきいたところ、「950ユーロ+point d'impact一つにつき1500ユーロ」(!)という答えが返ってきた。point d'impactが具体的には何かは知らないが(音響学の専門用語だろうけど、音のショックがこっちに伝わる時の始点みたいな意味だろうなと推測)、それがたとえひとつだとしても、950+1500=2450ユーロ。 下のバーの奴らは計測試験だけで最低でも2450ユーロを払わなくてはならないのだ♪うふふふふふふふふふ♪。 しかも、この計測で(そんなことは絶対あり得ないと思うが) 万一「防音工事の必要はない」という、奴らにとっての「勝利」たる結果が出た場合であっても、払うのは依然として奴らなのだ。 なぜなら、この計測は、商売上音楽を流している場所では、1回はしておかなければいけない計測だからだそうだ。 きししししししししししし♪ 最近、バーの一家は私たちと建物の玄関や道ですれ違っても私たちを見ないふりをしている。バーの前を通ると、常連客と一緒にじろじろと私たちを挑戦的に睨んでいる。 今やそれすらも快感に思えてきた。 今まで、自分たちが眠れないだけでなく、赤子へ悪影響があるんじゃないか毎日毎夜胃がキリキリするほど心配し、腰を低くし頭を下げて「うちは赤子がいるのです。おたくの騒音のおかげでベッドがびりびりいいます。一日中ベッドに頭をつけて寝ている赤子がかわいそうです(騒音がはじまった当時は赤子はまだ2ヶ月にもなってなかった)。どうか音量を下げてください、さもなくば防音工事をしてください」と何ヶ月も何ヶ月も切々と頼み続けてきた私たちを侮辱したり脅迫してきた下のバーの奴ら、今や年貢の納め時なのだ。私たちみたいに、優しく礼儀正しい人間が本当に怒ると怖いのだ♪ (あまりにもこの問題に時間がかかりすぎたため、当時は一日中横たわっていた赤子は、もう1歳になって座ったり立ったりしてガンガン遊んでるけど。 しかし未だに夜は何回も下のバーに起こされている。) なお、結果(分析+結論つまり防音工事の必要があるか否か)は、バーのオーナーに送られると同時に警察署にもコピーがまわされるという。 たった一つの懸念は、彼らが業者に支払いを拒否した場合である。 業者は支払われるまで結果を渡せない。支払いを請求する弁護士だの執達吏だのといった余計な過程が入るので、結果が出るのが遅れるというわけだ。 それにしても馬鹿な奴ら。私たちが、優しく丁寧に礼儀正しく、「防音工事をなるべく安くあげるために自分たちでやったらいくらかかるか」まで親切に調べてあげて防音工事をするように頼んでいた時に、罵倒や脅迫で答えるかわりに、日曜大工で素直に防音工事をしていたら、今回の音響計測に支払わなければいけない金額だけでも防音工事は出来ていたはずなのに。この上、防音工事をしなければいけないという結論が出された場合は、防音工事もおそらく指定業者に頼まなければいけないから高くつくだろう。 もう、溜飲が700メートルぐらい下がった気分だ♪ 狸さん抱いて歩いてる時に奴らの仲間に後ろから背中を押されたり、 建物の共同郵便受けに入れられた大きめ郵便を嫌がらせに盗まれたりしないよう気を付けなくちゃ♪(いやこれはでもマジで…。実際「警察に訴えたりしたら、この界隈にいられなくしてやる。道を歩くときは気を付けろ」と脅されてたわけだし。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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