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2006年10月21日
カテゴリ：美術館めぐり/ART
用事があって半蔵門方面へ行って来ました。 ここまで来たらアソコへ行かなくちゃ！ アソコとは山種美術館。 日本画好きには、はずせない美術館です。 し～か～も～、今はあの重要文化財の ブチ猫様に会えるのです。 複製をカナダ本宅の寝室に飾っている猫バカとしては オリジナルを鑑賞できるこのチャンスを 逃すわけにはいきませんわっ！ ブチ猫様とは「班猫」。 竹内栖鳳の作品です。 (美術館HPの「コレクション」に掲載していますよ） 白に黒っぽいキジ虎模様の入った猫様が 身をよじっております。 これからペロペロしようとしているところかな。 とにかくフワフワの毛並みが伝わって来そうな 見事な作品です。あの質感は写真以上！ ギロリとした視線の強さと瞳の美しさに ピンクの鼻。。。尻尾は短めかな 笑。 猫様の美しさと強靭さをうまく一幅の絵に閉じ込めています。 猫バカの皆さん、一見の価値ありですよ～。 ちなみにこのモデルは沼津の八百屋の猫様。 栖鳳画伯は写生するために猫を家に連れて来ますが、 肝心の猫様はパニックを起こして暴れたそうな。 結局、画伯の絵一枚を飼い主に差し上げ猫様をゲット。 京都に連れ帰り日夜観察＆写生をしてこの作品を 仕上げたそうですよ。 でもね、画伯が東京へ行っているうちに 行方不明になっちゃったんだって。 沼津の飼い主が恋しかったのかなぁ。。 展覧会では竹内栖鳳と弟子たちの作品を展示。 私の大好きな福田平八郎『筍』、 上村松園『つれづれ』の展示もあり悶絶～。 栖鳳の『蛙と蜻蛉』『緑池』『晩鴉』にため息。。 ★『竹内栖鳳と弟子たちー重要文化財「班猫」登場ー』 山種美術館 11月19日まで。 一般 600円。HPの割引券で100円割引。 あっ、割引券にブチ猫様が！ 「ぐるっとパス」を持っているなら無料で入館できますよ。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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