カナダ生活日記

来年からＤＶ防止法改正されるそうですが、イマイチまだ欧米の取締りほど厳しくなく加害者に甘いので、個人的にやっぱり男社会だよなーと思ってしまいます。本気で妻を殴るのは悪いことではないと思っている男性が罰せられないというのは納得いきません。

別にこういう馬鹿男が欧米に存在しないとはいいませんが、日本での問題点は馬鹿男に社会が甘いのでいつまでたっても状況が改善されないことでしょう。

何年か前のことですが、バンクーバーにいた外交官が妻を殴って警察沙汰になったことがあります。この人平気で「妻を夫が殴るのは当たり前」みたいなことを現地の新聞記者に向かって発言し社会問題になったことがありました。この人すぐにどこかに飛ばされましたが、柔道の有段者の彼は一体武道を通して何を学んでいたのでしょうね。日本の恥です。

ＤＶ法改正は家庭を崩壊させるというアホみたいな意見をいう人がいるようですが、ＤＶが家庭に存在する段階ですでに家庭が崩壊しているとなぜ認識できないのでしょうか・・・。確かに被害者が保護され、加害者が逮捕されたら家庭はバラバラになりますけど、じゃあ無理して社会にＤＶを隠して一緒にいたら家庭は崩壊していないといえるのでしょうか・・・。

尊い命がＤＶによって失われる事件が続発している今、加害者の罰則を厳しくし、社会認識を高めない限り何も変わらない気がします。私も間接的にはＤＶの被害者でした。でも被害者でいつづけることは人生の無駄だと判断し、私は被害者として加害者の家族と縁を切る決断をしたのですが、加害者への罰則が徹底していたら、ただ逃げるだけじゃなくてすんだような気がします。そして加害者は何事もなかったように今も生きていることが非常に腹立たしいです。