手術は・・・
手術までの時間は先生が置いていたのもあるみたいです。助かる見込みがないのでココで死なれるより別の病院へ・・・という考えだったみたいですが、結局手術。手術までは周りがビックリするぐらい区役所行ったり色々と手続きなどをしました。他の家族は泣き崩れてたりしてましたが、うちはフツーに時間が過ぎるのを待ってました。手術前 頭を全剃りだったのですが、私は区役所へ行ってた係だったので、剃った後を見てませんでした。家族や駆けつけてくれた人たちの話題は頭のカタチが綺麗だったと・・・(えぇー!?そんなン見たいやんっ!!) って、超不謹慎な家族でした。 苦笑結局見せてもらいました。救急搬入の処置質に寝かされたまま。意識もなく横たわってました。(あっ!?綺麗なカタチ・・・)とちゃんと見て、後は様子をチェック・・・泣き崩れることなく退室しようとすると、看護婦さんと先生の集団に「スミマセン・・・看護婦さんか何かですか?」「いいえ違います・・・」「ご家族は医療関係者ですか?」「うーん。兄は一応・・・」「ドクターですか?」「いえ 違います・・・」っと、アマリの落ち着きに驚かれてしまいました。きっと、待合室の光景をオトンが見てたのならば ナンデヤネーン!って叫んでたのかもしれない。だって、普段と変わらずで・・・心境はみんなドキドキしてたかもしれないけれど・・・でも、慌てふためいても何にもならないと家族それぞれの気持ちにあったと思う。手術後 夜遅くに部屋に戻ってきた。家族付き添いで見守る。ピィーーーーーーーーーーーーーーーーーと音が・・・一晩のうち 何回も 何回も 鳴った。たくさんのカラフルな線と管がオトンの体のあちこちに繋がれていた。このとき こんなにじっくり見たことがないというぐらいオトンをじっくり・じっくり見ました。こんなにマツゲが長かったっけ?こんな手だっけ?こんな・・・ こんな・・・って集中治療室に入るはずが、集中治療室がない・・・カーテン一枚先には笑い声が聞こえる。でも、いつも家族みんなは明るく過ごした。こんなに長い時間一緒に居ることなんて何年ぶり?いや 何十年ぶり??オトンにはいつも誰かがついてた。こんなこと初めてかもしれない。 苦笑そして、長い長い時間が少しずつ過ぎていった。