嬉しかったこと。
今日(11月2日)、思わず嬉しくてデニーズにメールをしました。方々のデニーズにばかり行く理由は、いまどきファミレスなのに熱い布おしぼりを出してくれるドリンクのお替りをいちいち聞いてくれて、それがまた、おいしい子供のお取り皿がノリタケで、重さがあるのでこぼさなず食べてもらえる最近子供用のドリンクのグラスが変わったが、それがまた重心があってこぼしにくいように配慮されている(…のだと思う)?。などなど。挙げてみたらきりがないくらい。でも、あちこちのデニーズでお世話になっているけれど、埼玉某所のデニーズがやはり一番だと思う。その理由は、カンパーニュの焼き加減がイイ!深入りカフェが特においしい!そしてスタッフがすばらしいからです。同じサービス業をしているためか、どこへ行ってもお店の人の対応、雰囲気、スーパーバイザーの指示の出し方など、気になるものです。ここのデニーズのスタッフの方たちは、「みんなほんとにアルバイト?」と疑ってしまうくらい、責任を持って仕事をしているんです。だいたい、ファミレスとコンビ二の店員は気が利かない…と半ばあきらめていた私でしたが、ここのデニーズに行くと、いつも奮い立たされます。そして、そんな風に思っている自分が恥ずかしくなるのです。みなさん、目が背中にも付いているの?と思うくらいお客さんのウォンツをキャッチするのが上手。絶妙なタイミングでコーヒーのお替りを聞いてくださる。先日は、kanaがあれほど配慮されたグラスであるのにも関わらず袖にストローを引っ掛けてリンゴジュースをこぼしてしまった。いつも、「気をつけて飲みなさい」と注意しているのにも関わらず、つい外食で気持ちがたかぶっていたのか、やってしまった…。あまりの注意のなさに思わず大声で叱り付けてしまった…。悪いと思ってか、しょぼくれるKanaと頭に血が上りっぱなしでひたすらこぼしたリンゴジュースを拭きまくる鬼母。途中、男性スタッフが、おしぼりと共に、「新しいリンゴジュースをお持ちします」と言ってくださったが、思わず、「しつけになりませんので、結構です!」とすごい剣幕で言い放ってしまった…その人は何も悪くないのに…。しばらくして食事が運ばれ、kanaはひたすら空のリンゴジュースのグラスを何度も舐めつつ(どんなしつけだ?)しょぼくれたまま食べていた。同席の姉の子たちが、「かわいそうだから僕のをあげるよ…」とジュースをくれそうになったけれど、それでも、「kanaがいけないんだからくれなくていいよ」と断った…そばでkanaがしょぼくれながらジュースに向かって指を指していたけれど、私は見て見ぬ振りを決め込んだ。やがて私も食事が済むとだいぶ気持ちもおさまり、さてと、と思ったとき、スタッフの一人が、「お食事がお済みになられたのでいいかと思いまして」とリンゴジュースを運んできてくれた。新しいリンゴジュースの登場に、隣で涙ぐむkana…そして思わず脱力した私…そして思った、「やられた、このグットサービスに…」。いくらジュースをこぼすのがいけないことだとしても、Kanaに逃げ道を与えない叱り方はなかったな…こんなところで、親や姉妹でもない人にそれを教えてもらえるなんて…。ありがたく、そのリンゴジュースを頂戴することにした。Kanaにはお礼を言わせて。30代後半の結婚指輪をしたその女性スタッフ。家に帰ればきっとお母さんだ。私も自分の経験が普段の仕事によい意味で出ているだろうか…パフォーマンスで終わってはいないだろうか…いつ行っても必ずいらっしゃる、その人。「あら、またいらしてくださったんですか?」などとわざとらしい素振りは一切見せない、けれど、「分かってますよ」というサインは出してくれる。野暮に、「禁煙席ですか、喫煙席ですか」などと聞かない。また行きたい、その人がいるデニーズへ、そう思わせてくれてありがとう、の気持ちを込めて、この若輩者が今日はデニーズにサンキューメールを思い切って出してみました。