逆張り
船賃市況をあらわすバルチック・ドライ指数が、年初の高値から半値以下まで急落しました。この船賃の下げを嫌気して、保有中の海運会社の株価が下落しています。船賃の下落が、この会社の収益に与える影響は、ESP 04 10,725 実績ESP 05 10,055 予想ESP 06 7,564 予想と、業績が2004年でピークをつけて下落すると予想されています。しかし、PERをみるとPER 05 2.34 予想PER 06 3.11 予想に過ぎない。ということは、マーケットはESPのさらなる切り下げを予想している、ということでしょう。船賃の下落によってESPが04年の半分に落ち込んだとしても、会社を丸ごと買収しても5年で元が取れる、という水準です。下げている真っ最中の株を買うのは怖いですが、皆が売りたくて仕方のないときにあえて買う。この逆張り投資の結果は、長期で(3~5年)判断したいと思います。ちなみにROEは、ROE 04 51.9 実績ROE 05 36.7 予想