インストラクションシナリオ その六
───────────────────────────────────── 3-4.焙じ茶の淹れ方 5人分 (湯呑み、土瓶) ───────────────────────────────────── それでは焙じ茶の淹れ方についてインストラクションいたします。 焙じ茶は一般的に下級の煎茶や番茶をなどを炒って作った加工茶です。 爽やかな渋みや、香ばしさを楽めるお茶です。 お茶を美味しく入れるには4つのポイントがあります。 ---指を折りながら--- 1.お茶の葉の量 2.お湯の量 3.お湯の温度 4.淹れる時間 です。 お茶の葉の量は一人3gが目安になります。 焙じ茶はたっぷり飲めますので、大降りの湯呑みを使います。 ホッとくつろぐことが出来る、土物の茶器がおすすめです。 お湯は香りを楽しむため、熱湯を使いますので気を付けて下さい。 約30秒程度で淹れていきます。 それでは淹れていきたいと思います。まず、お湯ですが、お湯は必ず 3分~5分沸騰させて、カルキ臭をとばします。 熱湯で淹れますので、湯冷ましの必要はありません。 まず土瓶にお茶の葉を入れていきます。 --- 大きなスプーンを取り --- かさのあるお茶ですので、大きなスプーンで1杯約3gです。 今回は5人ですので、15g5杯入れていきます。 ---缶を取り上げ、お茶を5杯入れる仕草、1,2,3,4,5と数える--- それではお湯を注いでいきます。 今回はポットのお湯を使いますが、通常はやかんから直接、沸騰している お湯で淹れて下さい。 --- ポットから急須にお湯を注いでいく --- たっぷり飲めるので、スポーツ後の水分補給や、食後のお茶にお勧めです。 特に油分の多い食事の後に飲むと、口の中をサッパリさせてくれます。 それでは、約30秒 経ちましたので、湯呑みに注いでいきたいと思います。 --- 注いでいきながら --- 1,2,3,4,5と注いだら、5,4,3,2,1と戻るように注いでいきます。 これは回し注ぎと言い、お茶の量と濃度を均一に注いで行く方法です。 最後の一滴まで、少し土瓶を降るようにして、ついで下さい。 これは、じっくりと淹れられた美味しい部分が詰まっています。 また、お湯を残さず注ぐことで、不要に蒸れるのを避けて、 二煎目を美味しくいただくことが出来ます。 --- 蓋を少し開けて急須を置きながら --- こうして蓋をずらしておくことで、熱気を逃がします。 これで、注ぎきりと同様に不要に蒸れるのを避けることが出来ますから、 二煎目が美味しくなります。 それではお茶が入りましたので、お召し上がり下さい。 ■時間が有れば■ ・カフェインが少ないので、就寝前や、老人や乳幼児にも安心して飲んで いただけます。 ・焙じ茶は番茶などの下級煎茶を炒って香ばしくした加工茶です。 ご自分でも試しで、作ってみるがこと出来ます。 ─────────────────────────────────