勘違いサイクロンクリーナー右往左往!!
サンヨーさんが新製品を発表しました。発売は9月1日です。今回発売する「マラソンサイクロン」シリーズでは、フィルター掃除が6年間不要となりました。(サンヨーが推奨する「ティッシュ」と「チリ落とし」を行い使用された場合、3LDK(24畳相当)を毎日掃除し、毎日ゴミ捨てした場合の試算)クリーナーに対するお客様の一番のご要望は、依然 “強い吸引力”です(サンヨー調べ)。サンヨーさんの調査の通りと思いますが、勘違いしていませんか?他のメーカーも含めて家電メーカー全体で、大きな勘違いをしているのが“強い吸引力”です。サンヨーさんによると「マラソンサイクロンは、送風効率を向上させたモーターの新開発により、業界トップクラスの吸込仕事率610Wを実現しました」とあります。ヒマ爺に言わせれば、吸い込み仕事率は200W~450Wも有れば充分です。普通の日本家屋の掃除だったら吸い込み仕事率350Wで“強い吸引力”と感じるはずです。なぜ強くないかと言うと、ダストカップ(集塵スペース)が小さ過ぎる為とフィルターが5層~7層になっているからです。これもメーカーの勘違いで、掃除機は小さいほうが良い、小さいほうが売れると言う理由で集塵スペースにしわ寄せが来ました。松下のキャニスタータイプのヒットが引き金になりました。フィルターが何層になっていようが、ヘパを使っていようが、バイパス風路が有ったり、強い排気風で粉塵を舞い上げてしまっては目的を達成できません。9月1日発売サンヨーマラソンサイクロン掃除機SC-XW55Gの仕様■ ブラシがクルッと逆立ち、すき間ノズルに早変わり!「すき間一発!逆立ちパワーブラシ」 ■ 紙パックも使える1台2役! ■ 吸込仕事率610W(紙パック時620W) ■ サイクロン式(紙パック式対応) ■ ゴミプレス方式 ■ パワーブラシ ■ カチッと伸縮樹脂パイプ ■ ふわっと排気 メーカー希望小売価格:67,200円 (税抜64,000円) ???意味が解るでしょうか???ティッシュ使えるサイクロン式と言いながら紙パックを強調、そして『ゴミプレス方式』とあるから何でも有りですね。家電メーカー全体のスタンスを象徴していますね。売れるものなら何でも付けてしまえという、メーカーの右往左往している姿が眼に見えるようです。最近、家電関連の掲示板やコメント書き込みで『紙パック式クリーナー』の評価が上がってきた事は喜ばしい事です。価格コムさんでも『紙パック式クリーナー』がトップになったりしています。楽天市場ではダイソンさんが強いです、しかし、次に『紙パック式クリーナー』が頑張っているようすです。やはりメーカーは信念を持って欲しいですね。