揺れた思い
実は・・・彼と元通りになりました。別れを決意したものの、そういうときに限って彼からメールはたくさん来るのであって、それを見ると心も揺らぐし、考えてしまう。自分の気持ちもそうなのだけど、何より子供の泣き顔が一番辛くて、私さえ欲張らなければと思った。最初は、彼は私のことを騙しているのかと思ってた。いや、実は今もそうかもしれないけど、もう私は騙されるのなら私に感づかれないように騙して欲しいと思う。彼は「詐欺師ならもっと上手にやるし、自分のお金を使ったりしない」と言う。確かにそうかもしれない。それに、本当に騙されてたり詐欺師だったりしたら、彼の会社での立場はなくなってしまう。その事についても信用しがたくなっていたのだけど、母が本社に電話してみたらちゃんと在籍する人だった。そこまで疑っていたし、疑われていたのによくも元の鞘に収まれるものだとみなさんは呆れる事だろう。私が別れを切り出すまで、彼はずっと別れは来ないと思っていたらしい。だけど、私が不審に思ったのは自分の責任だと言っていた。私も、今回こんな事があるまでは、何があっても彼の傍に(実際は傍に居れないのだけど)居ると思っていた。だけど、彼の言う事が大きすぎるような気がしたり、その他のことでも信じられなくなるような事ばかりが続いたし、(もっと事情はあるのだけどそれはここでは書けない)何より自分がイヤになってきていた。そんな折、私を気に入ってくれる人が現れた。今までどんな男性を見ても心が動かなかった私だけど、その人には心が動いてしまった。好きになろうと思った。そして彼と別れようと思った。実際、私の事をいろいろ気に掛けてくれる人だったし、一緒にすごせば楽しいだろうと思った。とても素敵な人だったのだ。だけど、付き合ったとしてもきっと長くは続かないだろうと思っていた。そして、そんな時に彼からのメール。。。彼からのメールには口下手で謝り下手な彼が一生懸命に思いを伝えようとしているのが見て取れた。最初は「これに惑わされてはいけない」と思っていたのだけど、私との今までの事はなにより、子供を可愛がってくれた事を一番に思い出した。そして、電話が掛かってきて話しているうちに、やっぱり何があっても私や子供にはこの人しか居ないと思った。私は、彼が「結婚しよう」と言ってくれた言葉にしがみ付き過ぎていたのだと思う。東京まで行って入籍できなかったのを悔しい思いで帰ってきたけど、今回の件で彼は迷っていたのだと知った。付き合いだした頃は彼も気持ちが若く、そして健康だった。だけどベーチェット病になり、この先目が見えなくなる不安や老いて行く不安があり、その上わがままで子供っぽい私を持て余していたのだと思う。結婚を迷った一番の原因は、目が見えなくなった時、私には面倒を見てもらえないと思った事だそうだ。一時期に比べると私の気分の浮き沈みはマシにはなったけど、それでも時々不安が酷くなったりイライラしたりしてしまうからだと思う。だけど、私は彼の目が見えなくなった時、やっぱり傍に居てあげたいと思う。実際のところ、彼のことについてはまだまだ分からない事があるけど、これまでもこの先も私のことを彼以上に理解したりしてくれる人は居ないだろうし、本当の父親のように子供を可愛がってくれる人も居ないだろう。だから、私はもし本当は彼に騙されているとしても、彼の傍に居る事をまた選びました。事情により書けない事もありますが、ここ数日のあらましです。ここ数日、いろいろな人に支えていただき決心したものの、心境が変わってしまってゴメンナサイ。だけど、呆れてもこの先もお付き合いいただけると嬉しいです。明日くらいから通常の営業?に戻ろうと思います。