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すばらしい僕ら

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2005年06月10日
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カテゴリ:金融
時間には余裕をもって来ました。
指定された時間まで、車にいようとも思いましたが、私はすぐ車から降りました。
建物の中から、スーツの男性がひとりこちらを見ていたのです。

8月が終わりに近づいた、残暑のきつい、日差しが強くなりかけた、午前中。
門に書かれた「裁判所」の文字を見なければ、とてもそうは思えない、
白く、古い、小さな建物のあるさほど広くもない敷地内で、

その男性の視線で、ここがどこで、自分が何をしにきたのか強く思い出しました。
私は、鞄の中の書類を、ゆっくりと確認して、携帯電話をマナーモードに設定し、
本当にゆっくりと、白い建物に近づきました。

敷地の周りは、金網で囲まれており、その外側は木々が雑然と茂っていました。
金網もところどころに穴があり、おせじにもきれいとはいえません。
金網の内側にある芝生は、多少の手入れはあるのか、かろうじて綺麗な印象がありました。

金網も全体的に歪曲していて、駐車場も所々、微妙な起伏もあって、
清潔感のある横浜地方裁判所とは本当に違います、
しかし、建物に近づくほどに、整然とした雰囲気になり、

人の手はよく入っているのかなと、思いました。

建物の周りにも芝生があり、小さな土手のように起伏しています。
雑然とした周囲の様子と、古くとも、手入れがよくされていると思われる建物が、
ちぐはぐな印象をかもしだしていました。

入口をくぐる前に、ほんの数歩だけ、回り道をするように歩き、
芝生や建物をしげしげと見つめました。
自分でもなぜそうするのか分りませんが、よく目に焼き付けておこうと思ったのです。

入口をくぐると、天井は低く、短い薄暗い廊下がありました。
場所が場所だけに、先ほどのように、うろうろする気にはなれず、
私は、足早に階段を上り、目的の場所へ向かいました。

職員か、私と同じ来訪者か分りませんが、30歳前後のスーツの男性と、
40歳代と思われる赤い服の女性とすれ違いました。
何故か、二人とも、私に会釈をしていました。





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Last updated  2005年06月12日 01時46分35秒
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