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カテゴリ:日々それこれ
我が家の近所のここ数年の傾向がますます顕著に現れるこのごろ
それは 豪邸ラッシュ マックマンションとも陰口を云われている (マクドナルドのファーストフードのように超スピードで建てられるから、マック・マンション) 平屋の3ベッドルームぐらいで築50年ぐらいのものが売りに出されると (実はそれって、我が家じゃん、ま、我が家は主人と同級生だから、50年まではまだ何年かあるんだが) 瞬く間に フェンスに囲まれて ブルドーザーが解体作業を始める 最近それが始まったのが 前に一度お邪魔したことがあった知人宅だった家 彼らはその家を借りていたのだが 「売り」に出したいから、「出て欲しい」と大家に言われ隣町へ引っ越した その後 その家は不動産が看板を出すこともなく オレンジのフェンスが張り巡らされた その家は確かに正面から見ると 小さな平屋の家なのだが 奥には30畳はあると思われるここ数年内に増築された大きなファミリールームがあった 吹き抜けで天井が高く、天窓がついて、暖炉もあって そこへ一歩踏み入れると 深呼吸をしたくなるような空間があったのだ それが・・・・ こうして どんどん 古い小さな家は解体されて ベッドルームが6つ、トイレが4つもあるような巨大な家が建てられるのだろう それにとんでもない値段がついて、それでも、誰か買う人が、買える人がいるのだなあ そうして新しい住人が住むようになる 我が家の通りも 私たちが引っ越して来てからすでに 7軒、マックマンションが建った 現在1軒、建築中 先週 我が家から3軒隣の家が売りに出された 長年私立の学校で教職を務めてリタイヤしたおばあさんの家だ 我が家はその家のことを 「アーティストの家」と呼んでいる その家は赤いレンガ造りの小さな平屋だが1エーカーはあると思われる広い敷地に立ち 家の前には白い低いピケットフェンスが花壇を囲む その家にサンルームのような小さな部屋が家にくっつくような形でついているのだが 細長いたくさんの窓が部屋の四方を覆い カーテンがしてないので 外から中の様子がなんとなくわかる部屋がある その窓のサッシには赤、青、緑のガラスの瓶が所狭しと並び 夜その家の前を通ると 電球に照らされたその小さな部屋で おばあさんが 机に向かって何か作業をしているのが その赤や青のガラスの瓶の間に 見える 何をしていらっしゃるのか わからないが その小さな部屋には 押し花をイメージしたステンドグラスがたくさん並んでいるんじゃないかと いつも そんな風に想像してしまうのだ もうすぐ その懐かしいような 見るとホッとするような風景も見られなくなるのだろうな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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