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カテゴリ:夏そして
小刻みに秒針が動き
冷蔵庫の低い振動が伝わる たった今深い飛行機のエンジン音が頭上に響いた スクリーンの右端は午前5時27分 玄関先に点けたオレンジ色の灯りと このノートブックのスクリーンの明かりが 暗闇に浮かぶ 開け放しのブラインドから外を見ると 灰色とも青ともつかない空に 木々の枝葉の影が見える こうして数文タイプしているうちに 向いの家が現われ白い河のような通りも浮き出て来た いつの間にかとなりに寝ている末っ子に蹴られて起きてしまった カウチに横になろう そして ひんやりした空気のなかに身を縮めるのだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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