ビーチ
長男と末っ子とビーチへ行ったシーグラスを拾いに毎年ひと瓶、ジャムの瓶にコレクションするSummer 2002, Summer 2003, Summer 2004とレベルが並んだビーチに行く度に拾った緑、青、透明のシーグラス、ハート型の小石、まんまるの平べったい小石、化石!(時々見つける)で詰まっている毎年夏の終わりには瓶が一杯になるのだ湖の水に足を浸けるとひんやりして気持ち良いここ数日の30度を超す暑さで水温が上がったのか例年は氷のように冷たくてとても浸かっていられないのにひざまで入って立っていられる入道雲が青い空に映え見渡す限りに水平線が広がるサンスクリーンの匂いに夏の到来を実感した水上ボートが通り過ぎ頭上にはジェット機のエンジンが雷のように重く響く子供のはしゃぐ声ライフガードのメガホーンからの声すべての音が波の打ち寄せるリズムですっぽり包まれるサンドキャスルを作った日焼けした少年の手が深く深く砂を掘り続ける丸い小さな手がバケツを逆さにしていくつも砂を型どったこの時をこの夏を覚えておこうシーグラスを見つけては嬉々として見せにくる覚えておこう