☆★☆「ブラックウエルに憧れて」南杏子著
「女性医師は、女というだけで欠陥を抱えているのだろうか」医学部不正入試と過酷な医療現場。5人の女性医師がつむぐ涙と希望。・・・・そして秘められた意外な真実。医大の解剖学実習で組まれたのは、異例ともいえる女性4人だけの班だった。城之内泰子教授の指導の下優秀な成績で卒業した彼女たちは真摯に医療の道を歩む。長谷川仁美:高いオペ技術を持つ眼科医、けれど医局での出世すらできない現実坂東早紀:循環器内科医だったが、認知症の父親のためにフリーランスの健診医椎名涼子:救命救急医。夫との不仲に悩む折、エスコート・ドクターの依頼があり安蘭恵子:新生児科医であり、一時の母。勤務中、突然身体に異変が生じて・・・それぞれが直面する現実との闘いは、いつから始まっていたのだろう。やがて明らかになる城之内教授が秘め続けた衝撃の真実とは・・・