お化け屋敷
どうです?この昔懐かしい情緒ある佇まい!近年は「お化け屋敷プロデューサー」なる職業があり、「戦慄◯宮」やら「◯◯学校」やら心臓の弱い方や小さなお子さんは入れそうもない、ハイテクで長大、かつ過激な「ホラー」「スプラッター」ものが流行していますが、やっぱりお祭のお化け屋敷と言ったらコレです!アナログでろくろ首が浮遊したり井戸の蓋が空いたり閉じたり、アルバイト君がお面をかぶってワッと出てくる、親子やお友達やカップルでひと時を楽しめる小さめの小屋、これがよろしい。普通なら夫婦で入って「きゃ~♪」などと可愛いトコロを見せるのが望ましい訳ですが、「金を払ってまで何でコワい思いをしなきゃいけないんだ!」とbalaine氏。そこで、じゃあ止める、なんてならないワタクシは「あらそう」(シメシメ)と大好きなえびせんべいをbalaineに預け、一人中に入ったのであります。「ヒュ~ドロドロ」「ドンドンドンドン」「さあさあお化けが出るよ、どうぞどうぞ、みんな誘って数分のお楽しみだよ、お代を置いたら、はいよ、行ってらっしゃ~い!」流れている音楽も呼び込みのおじさんの口上もナイスでテンション上がります。中は暗くて狭い道、ところどころに髑髏やお墓などお決まりのオブジェがあり、アクセントに白い衣装や黒い衣装のお化けが「いよっ待ってました!」とばかり登場。期待を裏切らないベタなお化け屋敷、最高です!でも実はよく考えられていて、上の写真の様な外に面した通路が2カ所あり、怖がりの人は息抜きできるし、外で見ている人に宣伝にもなっています。また、昔は水やトマトジュースみたいなものがかけられたり、足をヒンヤリ触られたり、なんてこともあったように記憶していますが、現在は何かとうるさいのでしょう、そういったことは全くありませんでした。着物で一人でやって来たオバさんに気を遣ったかどうかは定かでありませんが、お化けの皆さん、とても紳士的でしたし(笑)いや~実に楽しかった!泣いているお子さんも、お子さんより先にギャ~!と逃げる若いお父さんもおりましたが、コワいというより子供時代の郷愁を誘う、最後の扉を開けてゴールしたら笑顔になれる、そんな素敵なお化け屋敷でありました~☆