セメント太郎が行く

​丸一年、ブログから離れていた。​

元々、ブログ以外、ツィッターやFB、インスタなどはしていない。
つまり一年、文字として発信はしていない。

仕事では色々あるし、ブログでは愚痴も書いてきた。
そこそこ更新もしていたので、去年の今頃は何をしていたとか、
日記の役割もあったブログだった。

ブログを離れた決定的な理由は無い。
優しさ溢れるブロ友さんばかりだったし、寂しさも感じていた。

今さらではあるけど、仲良くしてもらっていたブロ友さんに対して、
突然更新を止めたことを謝りたい。
『更新を休憩します』とか、結局何もお知らせしなかった。

ごめんなさい。

さて。

今回、久しぶりに楽天ブログの更新をする理由は、
以前、ブログにもよく登場した我が家の
ドンタくん(以下ドンくん)にある。

ボストンテリアらしく、ハイテンションな性格と食いしん坊な犬。
鼻の穴がコンセントのような、落ち着きの無いブサイク犬。

暇さえあれば、イタズラばかりしているドンくんですが、
来月で８歳。人間で言えば、俺と同じ５０歳です。

ここ最近、大好きな散歩に行っても、帰り道になると息切れをして、
「もう、歩けません」と、途中から抱っこして帰る事が増えた。
加齢を感じる歳なのか・・・そんな風にも思っていたけど、
家にいても水を飲んだ後に咳が止まらず、最後には吐いてしまったり。

何も食べなくても咳き込み、胃液が出たり。

明らかに体調が悪く、先日診察してもらった。
血液検査、CT、エコー。

肺炎かな?・・・その程度の気持ちで結果を聞いた。

結果は想定外だった。
肺が真っ白。画像に映るのは腫瘍。
先生は優しい口調で説明をしてくれた。

腫瘍は詳しく検査すれば、良性か悪性かわかる。
しかし、その大きさと腫瘍の数、散らばり方・・・
肺癌だと考えて間違いない。

一つならボクが取ります。キレイに除去します。
部位が肺であり、これほど散らばっている腫瘍を除去する事で、
ドンくんの体力が持つのか、かなり厳しいです。
呼吸しても、ドンくんの肺には今、半分も酸素が入らない。

手術の提案は勿論、抗がん剤の話もしない先生。
今日明日、ドンくんが急変しても不思議ではないです。
高濃度酸素の部屋が空いてるから、お父さんが望むなら
即入院できますけど、どうしますか?よく考えてください。

先生はそう聞いてくれたが、俺は先生の目から出る、
『連れて帰ってあげて』ビームを感じた。

この先生にはパピーの頃のタマタマ取りもしてもらって、
以来ずっと診てもらっている。
セカンドオピニオンの気持ちも無い。

「連れて帰ります」

そう言って、今日に至る。

・・・まだ気持ちの整理はついていない。
何より、ドンくん自身、咳き込む以外は普通。
それが辛い毎日。
大好きな散歩も禁止。絶対安静。

そりゃ、入院って言われているわけなので納得。

色んなものを俺に持ってくるドン。
散歩に行きたいアピール。

真ん丸な目でアピール。

ドン、お父さん、泣いていいか?(笑)

これから毎日は更新しませんが、
『その日』が来るまで、ブロガーでいせさてください。

突然、旅支度を始めたドンくん。

ドン、おまえ、いつ旅に出るんだ?

​もう少し、遊ぼうぜ。​

​​​もう少しだけ、お父さんのそばにいてくれないか。​​​