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カテゴリ:つれづれ
昨夜は例のごとくバイトだった。
店に着くとカウンターにお客さん一人。ママとマンツーで話し中。 このお客さん、ママのこと気に入ってててたまに来るのだけど84才でございます。1921年生まれです。関東大震災体験者です。満州事変も2.26事件もリアルタイムで知ってるわけです。(クドイ?) 私が84歳まで生きてるかどうかも怪しいけど、生きていたとしてもこんなに元気でいられないだろうことは確かだわ。決まって優秀な息子(医者らしい)の自慢と難しい漢字を書けることを披露してくれるのだ。昨日は「アンタ、ひょうきん、って書けるか?」と聞かれ「書けません。」(←これお約束)と答えるとペンと紙をポケットから出して来て嬉々として字を書き始める。 「剽軽」初めて知った。これでひょうきんと読むことを・・・・。「すごいですね~。」と褒めちぎる。(これもお約束) がんがんビールを勧められ、故事成語のような話をさんざんした後は歌タイム。「流行歌を歌うから。」とリクエストされた曲は聞いたこともない歌手と題名。マイクを渡され「2番を歌え」と言われても全くわからず・・・。「こんな新しい歌を知らんのか?これは流行歌だぞ。」と叱られ。「昭和何年頃の流行歌でしょうか?」とは恐ろしくて聞けません。。。お気に入りのママにデュエットをとお願いした曲は「昭和枯れすすき」これなら私でも知ってる。 ママの方が背が高いのだけど一生懸命リードしようと腰に手なんか回してる姿を見るとこっちがウルウルしそうになった。 このおじいちゃん、楽しそうにしてるけどいつも12時までには一人ぼっちのマンション型老人ホームに帰らなくちゃいけないのだ。老人ホームから飲みに出てくるなんて俺一人だ!と自慢してるんだけどね。お金はあっても息子は立派でも人間最後は一人なのかな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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