KAYO in ENGLAND

ここんとこ寒いです。
毎日、霜おりて、
ジャングルのように茂りまくってたナスタチウムも、
霜にやられて、とたんに全滅。

イギリスの長い長い冬。

イギリスに来るまで、たかが気候が、
こんなにも人の心に影響を及ぼすなんて信じられなかった。
イギリスには、冬になると鬱になる人が多いというのも、
信じられなかった。

今なら信じられる。

この長い長い冬。
これでもかと言う位に、半年以上に渡って続く灰色の空。

寒いだけなら別にいい。空が青ければ。
でも、暗くて灰色の空は、人の心までも暗くさせる。

でもね、滅多にないけど、
たまには天気のいいときもあるの。

そんなときは、
とたんに明るい気持ちになって、
心が弾んで、うきうきする。

心が躍る、って、
まさしくこういうときのことを言うんだ。

灰色の空はどんより。
でも、灰色の空があるから、
イギリスに住む人たちは、
青空の美しさを、
青空が見えたときの喜びを、
人一倍知ってる！

きっと、他の多くの国の人たちよりも、
春が来たときの喜びが大きいに違いない。

喜べる、って素敵なこと。

人生楽ありゃ苦もある。
苦もあるから楽もある。

鬱になりそうなくらいどんよりするから、
明るくなった時は光り輝く。

そんなことを、
光り輝く青空を眺めながら思った。


・・・みんなの心にこの光が届きますように。