カテゴリ:シュタイナー的 数学・幾何の話
忘れてました。
兎の問題、紹介するって言ってましたね。 はい。フィボナッチがLiber Abaciの12章で書いた 「兎の問題」です。 ***** 1組の兎のペアがいます。 オスとメス。 大人です。 兎は、 毎月、兎の赤ちゃんをペアで出産する、としましょう。 つまり、最初(仮に1月1日としましょう)1組いた兎のペアが、 1ヵ月後の2月初日には、 1組の大人のペアと、1組の赤ちゃん兎のペアの、 合計2組がいるわけです。 赤ちゃん兎は、成熟するのに1ヶ月かかります。 それから、妊娠して、出産するまでに1ヶ月かかります。 つまり、生まれてから、赤ちゃんを産むまでに、 2ヶ月かかるわけです。 産み始めたペアは、毎月、赤ちゃん兎のペアを1組産みます。 問題を理想化するために、 一度生まれた兎は、 死ぬこともないし、逃げ出すこともしないとします。 生まれるペアは、必ず、オス+メスのペアです。 つまり、最初は1組だった兎のペアが、 1ヵ月後には、大人のペア1組+赤ちゃんペア1組=2組 2ヵ月後には、大人のペア2組+赤ちゃんペア1組=3組 3ヵ月後には、大人のペア3組+赤ちゃんペア2組=5組 となります。 さて、1年後の1月1日には、何組の兎のペアがいるでしょう。 正解は? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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