テーマ:暮らしを楽しむ(387472)
カテゴリ:海外生活
日本語の「雲泥の差」という表現を使って、ふと考える。
「雲泥って、どっちが良くてどっちが悪いのよ? 泥は土。大地。地球を形作る地盤。 そして、植物を育てる栄養の固まり。 それに比べて、雲なんて灰色じゃない。」 そんなことが、脳裏を一瞬よぎり、 そして、雲は灰色だと、 これまた一瞬にして連想してしまった自分に気付く。 いやあ。 イギリスの気候に毒されているわ。(苦笑) でも、ほんとうは、違う。 イギリスの雲だって、灰色ばかりじゃない。 イギリスに来て間もない頃、 イギリスの空のドラマチックなことに感動した。 青空を背景にして、 さまざまな形の白い雲と、 真っ黒な雨雲が混在して、 西の空には綺麗な夕焼けと、 日暮れの陽の光が雲の隙間からすじ状の光。 おお。美しいチンダル現象。 天気の変化の激しいイギリスならではの、 ドラマチックな空模様。 そんな空を見て感動したんだった。 イギリスの暮らしに慣れてくると、そんなことにはお構いなく、 空は灰色だという固定観念が頭に住み着いた。 固定観念より、先入観より、今、目の前に見えるもの。 自分の目に明らかに見えるもの。 大事にしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月16日 04時52分49秒
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