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テーマ:アニメあれこれ(27221)
カテゴリ:*私の宇宙戦艦ヤマト ・ 星の吟遊詩人
復活篇(最初の作品)は 動画サイトと DVDでは2回ぐらいしか観てないので
間違いがあるかもしれませんが 西崎さんの三回忌に関する日記では ちょっと長くなってしまったので こちらに書きました。 これまでのヤマトの続編として観ると 実写版の斉藤の台詞 「きついなぁ~ きついっすよ~」 この一言だった。 あれは宇宙戦艦ヤマトじゃなくて 宇宙戦艦ニシザキだぜ!! もう一度あらためて書くと まるで全身整形して目の前に現れたような 新しいヤマトの世界感には 心底 愕然としたものだった。 完結編での 死んだはずの沖田の声に驚く ヤマトクルーたちや古代の おったまげた どアップな顔の気分で 腰が抜ける思いだった。しかも主題歌が 考えもしなかった アルフィーだったし。 あんなのヤマトではないと 叫び散らしたいほどだった。 それでも 今までのヤマトの続編としての作品ではなく 現代アニメの オリジナルの新しい一作品として観るなら 実は 結構 面白かった。 古代邸から見る 夜の海や夜空の風景は やっぱり 昔のアニメよりも綺麗だったし 永遠にのアルフォンと雪のバルコニーのシーンが あのような背景だったら さらに切なくて 美しいラブシーンになっただろうなと思うし (個人的にあのシーンは心に大切に思っている) 美晴や新女王も嫌いじゃない。もちろん最初は めちゃくちゃ抵抗あったけれど 特にイリアの凛とした美しさは 幽霊の掛け軸・柳の下の幽霊よりも エレガントで 湖川美人よね~ そして何よりも ヤマトの全景は 2199よりも美しいと思った。 これだけは同じような絵でも 復活篇に軍配を上げるわ。そして アクエリアスの氷の海を 叩き割りながら浮上し 氷の海の上を滑走するヤマトと 斜め上空からの あのにくいカメラアングルは 何度観ても ぞくぞくするし アマールの海に乱暴に着漂するシーンも気に入ってます。 また ゴルイのおっさんや 部下の金髪兄ちゃんもなかなかいい。 なんといっても ヤマトの戦いぶりに敬服して ヤマトに打診してくるなんて やっぱりヤマトワールドだなぁと思ったし 金髪兄ちゃんの 右から後ろに振り向く姿が またいいんだわ(笑)それから なんだっけ? 敵キャラの妖怪みたいな奴 あ メッツラーだっけか?も あくまでも 単体作品としてなら なかなかユニークで面白いキャラだと思った。 問題の音楽は バランスが悪かったように感じますね。前半と後半が。 ベートーベンには私も驚いたけれど (だいたい西崎さん あの番組知らないでしょうよ) あの要塞のシーン まるで巨大なお化けが ベロベロバーしてるみたいに観えちゃう。 全体的には 2199よりもアダルティな雰囲気よね。キャラといい音楽といい。 あくまでも 一つの作品という意味で観るなら アダルティな復活篇のほうが 現代アニメの中では好みです。 個人的には復活篇は 絵柄の激変で損をしているように思いました。 いくらなんでも 極端過ぎるわよ!! いくら時間がたとうとも 裏にどんな事情があろうとも こちら側には そんなの関係ないわよ。極端に作風が変われば 批判が多発するのは仕方がないことです いや 当然のことだと思います。 観ているこちら側は 感情を持つ生身の人間なんだぜ!! 感情を持たない ロボットじゃないんだぜ!!! 西崎さんの感性 わからないわけではなく むしろ大好きですよ 大好きだからこそ 毎回 こうして 悩んできたのですけどね ですが 特に私は 十数年ぶりのアニメであり ヤマトだったから その分 マジ 本当にきつかった。 そういう意味では2199のほうが軍配が上がるけれど 2199の場合は 全体的に なんかイヤラシさが漂うのよね 何度も書くけど 特に女性キャラの胸元。 まるで豊胸手術したような胸なのよね~あの たわわとした お椀型や バルーンな巨爆乳。 そして体のライン。 以前も書いたのですけれど 湖川さんの絵にはいやらしさがない。 最初は これまた ぴっちぴちなコスチュームには 正直 驚いたものの 復活篇の 特に若手の男性キャラたちは ロンドンオリンピックで活躍された 男子体操選手の方々のような アスリートのような体の線で 清潔感があるし 女子キャラは違う作画の方(高橋さんでしたっけ?)のようですが たとえば真帆も 豊満だけれど なによりも私の求める清楚感があるし 声もいい。 なんでも湖川さんは 当初は前作のイメージを崩さないようなデザインで考えていたのが 西崎さんの突然の指示であのような絵になったらしいとか。 特典映像?での湖川さん 真顔でこれらのお話をされていて 申し分けないけれど 思わず吹き出しちゃったわ 湖川さんに 熱いお茶でも 入れて差し上げたい気分だったわ。湖川さん 今でも大好きよ ですが 湖川さんの事実を知ったことで 私の復活篇への抵抗感が癒されたのは 確かかもしれない。その最初に描こうとされた画 観てみたいわ~ 前作の余韻の残る絵の復活篇も観て見たかった。そしたら 音楽も物語も声も 抵抗が少なかったかもしれない。 整形顔のような古代の顔とあの太い声と 真田の老け顔は今だに受け入れ難いれど (PS版の山寺さんの古代はなかなか良かったのにね~) これは2199もそうなのだけれど それこそ さらば辺りの絵に近かったら 全身の水分を失うほど 歓喜で大泣きしていただろうな。 西崎さんがお亡くなりになった当時も 毎日 同じぐらい 逆の意味で泣いていましたけどね。 むせかえるような 西崎さんの 個性の強烈な作品ですけれど 2199に彼が存在しないのが なんだか もどかしく感じる時があって。 あくまでも私の感じたことですけれど ヤマトにこだわらず 宇宙にこだわらず 同じような作風で たとえばヒューマニズムものや 歴史ものなどでもいい 新しい分野の映画を創ったとしたら かなり質の高い作品が できたのではないかと思います。 西崎さんの ヤマト以外の作品も もっと観て見たかった。
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Last updated
November 19, 2012 07:44:00 PM
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