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カテゴリ:*私の宇宙戦艦ヤマト ・ 星の吟遊詩人
この数日
真冬の寒さが戻りました。 冷たい風を感じると あの当時の冬を思い出します。 私が真冬の季節が好きなのは 実写版として スクリーンで 宇宙戦艦ヤマトと再会したのが 真冬だったのもありました。 西崎さんとは 遅すぎた再会になってしまったけれど それが大きな転機になり 再びヤマトの世界に戻ったのが この季節のことだった。 これまで何度か書いているのですが 私はけして 実写版のすべてを称賛したり 認めたわけではありません。 それでも 実写版ヤマトを受け入れた理由。 イスカンダルという存在を 尊く描いた。 そしてその真実。 これだった。 スターシアという人間の姿ではなく 集合意識体という生命体として描きながらも イスカンダルの真実は ひと時の 陶酔の時間でもあり 人生でもあり 心震わす場面であり 最後にふと見せる イスカンダルの微笑みを観た時 まるでスターシアの最後のメッセージに 涙を流した 劇場版 宇宙戦艦ヤマトの 森雪のような気持ちになった。 上映当時 この演出を 他作品のパクリという意見も見かけたけど パクリでも構わないと思ったわ。 乱暴で無機質な通信カプセルの送りつけ方や 宇宙服を破壊して雪に憑依して語る姿は 血の通う生身の人間の次元を はるかに超越した存在感を生み出し 原作よりも複雑な描写になりながらも 宇宙戦艦ヤマトという作品を理解した人間たちでなければ 実写の中であのように描くことは できなかったと思います。 2199は その手で 醜く 捻じ曲げてしまった。 西崎さんが生きておられたら おそらく観ることはなかった作品でしたけれど 彼の死によって ヤマトの世界に戻り 私自身も再生しました。 一度観ただけでは よく理解できなかった イスカンダルの真実。 同時に 私の心に 強烈な余韻を残し その余韻の意味を確かめたくて この場面を観たくて 劇場に通いはじめたのだった。 https://www.youtube.com/watch?v=KCCVVFGJR7U love tuning & trip warp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 28, 2016 08:54:30 PM
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