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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ラテンアメリカ一般
国際結婚はこんなにめんどくさい!メキシコ編。昨日の続きです。
昨日の日記の私の表現に一部ややこしい部分があったかと思いますので、まずそこから。 どちらの国(日本と相手の国)の法律で結婚したとしてももちろん両国ともに届け出なければなりません。 でも、たとえば私の場合メキシコ人と結婚したとします。 それで、メキシコでメキシコの法律に基づいて結婚した後、在メキシコ日本大使館または日本の市役所で結婚した旨届け出て、私の戸籍に結婚したことを記載してもらうことになります。しかし、これの手続きを「なんらかの理由」でしない場合相手の国(私の場合メキシコ)では既婚でも日本では戸籍上独身と言うことになります。 あ、そういうのを勧めているわけではないので、誤解のないようにお願いします。ただ、そういうパターンをとった人もいるという意味です。 さて、本題・・と行きたい所ですがここでもうひとつ。 メキシコ以外の国またはスペイン語圏ではない国でメキシコ人と知り合って結婚を予定されている方。あと、スペイン語が得意ではない方。メキシコで結婚手続きをするのはお勧めしません。 昨日も少しコメントしましたが、ようは「メンタリティー」が違うので(良くも悪くも)、メキシコでの手続きに「なんで?????」となること間違いなし! ま、それもそれで楽しい(?)ものだと思いますが、もし今後メキシコに住む予定でもなく、単に手続きのためだけのメキシコ滞在だとやっぱり日本でされたほうがいいと思います。けっこうややこし手続きなのでスペイン語がわからないと彼まかせ→さらに時間のかかる原因に・・・。 ましてや一時滞在という限られた時間にしなければならないと言うのは大変だと思います。 そして!結婚する前に「財産」を共有するのかまたは分与にするのかなどなど、スペイン語がわからないばかりに、またはしらなかったばかりにこういった取り決めを事前にしなければならないことを知らないまま結婚した人を何人か知っています。もちろん相手の都合のいいようにされて。で、その結果離婚の時にかなりもめにもめたケースもあります。 離婚に至ってないものの、離婚したら不利になるのでできないと言う人もいました。 それに、仮に離婚となったとき、メキシコの法律で結婚した場合メキシコの法律に従って離婚することになるので、安易にメキシコで結婚のほうがなんとなくいいかな・・と言うのはお勧めしません。「メキシコが好き!」あるいは「好きじゃないけど耐えられる!」そして「人に頼らずスペイン語で何でもできる!」って方はメキシコでいいと思いますが、そうじゃなければ日本の方が安くて安心!だと思います。あくまでも私個人的な意見ですが。 ・・・な~んて、私がえらそうにいう話ではないのですが。結婚前に「離婚・離婚」とたくさん書いてしまいました。気を悪くされる方がいたらすみません。 では、本題へ。 メキシコに行く前に必要なもの 1戸籍抄本とアポスティーユ あとはパスポートとツーリストカードのみ。 結婚を目的とした入国でもビザはいりません。というよりそういった目的に対してのビザと言うものがないのでとれません。なので、普通に入国後、結婚したあと必要な人はビザを習得することになります。 アポステイーユは日本でとった後スペイン語に翻訳が必要ですが、これは日本でしなくても在メキシコ大使館に聞けば翻訳してくる人を紹介してもらえます。 時間のない方や確実にしたい方は日本で。翻訳会社にたのめばしてもらえますが、結構高いです。メキシコでのほうがかなり安いようです。 入国後 まずは、なにはともあれ、入国管理事務局(以下長いのでMIGRACION)からの「結婚許可書」が必要です。これが、めんどくさい!でも、これさえとれれば後は大丈夫です。 必要なもの 1結婚許可申請書 MIGRACIONでもらいます 2日本人のツーリストカード 3日本人のパスポート 4メキシコ人の身分証明書 5メキシコ人の出生証明書(ACTA DE NACIMIENTO) 6申請料 基本的にすべてオリジナルとコピーが必要です。 な~んだ、たいしたことないじゃん!と思う方。すべてのことが一度でうまく運ぶことのない国、メキシコです。何度も足を運ぶことを覚悟してください。また、人によって見事なまでに言うことかわる(同じ人でも気分によって変わる)ので、対応してくれた人の名前は本人の前で確認しましょう。 今はFOX政権に変わってすっごくMIGRACIONが変わりました。 以前に比べてものすごいスピードアップ。その代わりお金もアップ!また、以前に比べて簡素化されているそうです。 私のデータは新しくないので、かならず現地で確認してください。 それから、MIGRACIONがなぜ大変だったかというと、メキシコ人の雇用証明とか給与明細とかも提出しなければならなかったそうです。今はないんじゃないでしょうか。聞かないので。私の知り合いでメキシコ人男性と結婚した日本女性でこのせいで手続きが大幅に遅れたのを聞いたことがあります。 たとえば、彼がミュージシャンだったので雇用証明ができないとか、スペイン語の先生だったんだけど、スペイン語の授業って8時間労働ってわけじゃないのでフルタイムとみなしてもらえずもめた・・とか。まったく、そんなの大きなお世話だと思うのですが。本人たちは気にしてないのにね。 さて、めでたく「結婚許可書」がGETできたら・・・ 今度はAYUNTAMIENTOへ つまり市役所です。ただし、CIVILで結婚する場合のみ。CIVILとはいわゆる普通の結婚です。CIVIL以外はカトリック教徒の人で教会で式を挙げる場合はこれとはことなりますので。 AYUNTAMIENTOに出すもの 1結婚許可書 2日本人の戸籍抄本とそのアポスティーユ 3日本人のパスポート 4メキシコ人の身分証明書 5メキシコ人のACTA DE NACIMIENTO 6申請料 7写真 あと、血液検査をしてくるようにといわれます。なので、その結果も提出しなければなりません。これは国際結婚だからというわけではなく、一般のメキシコ人も義務付けられているものだそうです。でも、なんで? それから! メキシコでの結婚にはTESTIGO(保証人?)と呼ばれる人が必要です。これが花婿・花嫁各2名づつ。 ただし、身内の人間はなれません。 でも、不思議なのは身内でなければ「だれでもいい」のです。もちろん日本人でも何人でもかまいません。 このTESTIGOもなんであるの?って感じです。 私の知り合いの日本人に駆け落ち婚だった方がいて、駆け落ちだったので誰にもTESTIGOを頼めず、その辺の通りすがりの人にお願いしたそうです。 ただし、このTESTIGO、なくなったってうわさも聞きました。 どうなんでしょうかね?今でもあるのかな・・。すみません。あいまいで。 さて、CIVILで結婚する場合、JUEZという人が結婚の儀式というかサインを見届けてくれます。と、いうか、JUEZがいないと認められません。AYUNTAMIENTOでしてもいいのですが、たいていは出張料を別途払ってJUEZに結婚式まで来てもらってみんなの前でサインするのが一般的です。なので、いつの日にJUEZにきてもらうのかAYUNTAMIENTOで相談してきめなければなりません。意外とJUEZが忙しくてたりない・・なんてこともあるそうです。 JUEZの前でサインしてACTA DE MATRIMONIO(結婚証明書)を発行してもらってめでたく婚姻成立。 本当はいかに大変というかめんどくさいかを書きたかったのですが、長文を書くのが苦手なので・・・。あはは。 それに私もまだこの手続き、やっていないと言うか、相方まかせだったので・・・。 なので、今度メキシコに行ったら自分でMIGRACIONに行かねば・・・。 はぁ~、めんどくさいですね。でも、それも楽しみながらやろうと思っています! 最後に、実際はこうだった!という方、お話を聞けるとうれしいです。私のは結構いい加減だと思うので「参考」程度にお願いしますね。 BUENA SUERTE! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/11/08 12:44:04 PM
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