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テーマ:ラテンだよ!全員集合!(251)
カテゴリ:ラテンアメリカ一般
気がつけばラテンアメリカ在住もうすぐ6年。メキシコ人の相方と付き合って8年。そのほかいろいろなラテンなお付き合いを入れるともう、ずいぶんラテンアメリカにかかわっていることになる。
どっぷりラテン。 今もドミニカ共和国在住で嫌でもラテンな日々。(嫌じゃないけど(笑)) そんなラテンどっぷりなわたくしが、もっとも「信用できない!」と思っている言葉。 そ、それは・・・。 アミ~ゴ!である。 今更訳す必要もないほど、日本語でもメジャーなスペイン語だけど、一応訳すと「友達」です。 スペイン語には名詞に性があるので、男性ならAMIGO,女性ならAMIGAとなります。 なぜ、この言葉もっとも信用ならないか・・・。 メキシコに移り住んだ頃、びっくりしたのはメキシコ人は踊りに行ったり、飲み行ったり・・・をあんまり友人と一緒にしません。じゃ、誰と一緒に行くのか・・・ いとこと一緒に行きます。または叔父さん(伯父さん)、叔母さん(伯母さん)と。おじさん、おばさんって言っても子沢山のメキシコでは年が近かったりします。近いどころかおじさん、おばさんのほうが年下だったりします。 ま、それはいいとして。 メキシコではいとこ同士、親戚同士で遊びます。最初、不思議でした。私なんて、いとこと会うのは法事くらい。海外住んでるから、それすらも危うい。 なんで、いとこ・親戚と遊ぶのか・・・。 だって、メキシコじゃ、一歩家を出たら・・・ 「敵だらけ」 だからです。他人は信用できません。なので、血縁に頼るわけです。この血縁はすごいです。本当に。日本と違って一家あたりの人口が多いメキシコ。親戚もそりゃあ、もう、かなりの数です。 他人は信用できないので、商売なんかも親戚同士でやりたがります。ま、これが災いして骨肉の争いに発展するケースも多いですが・・・。 私の相方も、「メキシコには「友達」なんてものは存在しない」と言い切っております。私もそう思います。 よくメキシコは「AMIGOの国」なんて表現されたりしますが、AMIGOじゃなくてENEMIGO(敵)の国だよな・・・。と思ってみたり。 そんなメキシコで「AMIGO」をは「自分にとって利益のある奴」と言う意味です。 例えば、観光客を見かけると「AMIGO!安くしとくよ!」なんていわれるのはしょっちゅうですが、日本人感覚で言うと初めて会ったそいつは絶対友達じゃないわけですよね。 でも、メキシコ的感覚で言うと上記の「自分にとって利益のある奴=AMIGO」なので、観光客=カモ、利益になる奴 なわけなので立派なAMIGOなわけです。 さて、もうひとつ、もっとたちの悪いAMIGO・・・。 ちょっと前に日記にも登場した、私を追い掛け回す某ドミニカ人。どう考えても、この方、私のことがすきでしょうがないらしい。悪いけど、有難迷惑です。はい。 しかし、この人の決まり文句は・・。 「僕は君のAMIGO」 この手の男が一番やっかいです。正面切って「君が好き」と言われれば「私は嫌い」で済むわけです。 が、しかし、「君の事を大切に思う友人なんだ」と言われれば、下心見え見えでも、むげに扱えない。要するに「知能犯」です。 何かにつけ「AMIGO」を連発する彼。ううむ。 こんなひねくれものの私は立派にラテンに溶け込んだ証拠かも・・・。わはは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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