CIELITO LINDO

昨日のクリスマスイヴ、友人宅にてドミニカ式に過ごしました。

かたや、熱心なカトリック教徒が大半であるメキシコ。
クリスマスは独立記念日と並んでもっとも重要な日。
私は相方一族のクリスマスの夕食（っていうか夜食？）に毎年参加しているけど、相方の母方のおじいちゃん宅に３０名くらいが集まる。メキシコでは結婚していても女性は結構自宅でクリスマスをすごすことが多い。だんなはだんなで実家ってのも多いし、だんなが奥さんの実家にってのも別に珍しくない。日本みたいになんでもだんなの家族優先ってわけじゃない。

・・・いいことだ。（笑）

というわけで、メキシコではクリスマスの特別料理を食べて
そのあと、１２時前にぶどうを１２粒食べ、１２時前から私の苦手なBRINDISをはじめる。

BRINDISとは前にも書きましたが、１年の感謝の言葉や懺悔（笑）に始まり、来年の抱負などなどを一族の前で年齢順にやらねばならない・・。

これが、苦手なのだ。スペイン語の問題じゃなくて、こっぱずかしい。それにみんなそれまではにこやかだったのに突然号泣したり・・・許してくれ～と懺悔が始まったり。びびります。

そして、お楽しみピニャータ！ピニャータとは陶器のつぼのようなものにお菓子を一杯詰めていろいろきれいなデコレーションを施したものを歌を歌いつつ、目隠しした人が棒で叩き割ります。割れた瞬間お菓子めがけて、みんな走る！走る！

私はいつも遅れをとり、はじきとばされ・・。

でも、楽しいのです！！

そして、またお酒を飲みながらみんな４時、５時まで語るは踊るは、また飲むは・・・。

そんなメキシコのクリスマス。
ドミニカ共和国はさぞかし、派手なんだろうなぁ～と思っていた。

さっぱり、あっさり。

そんな感じでみんな夕食食べたらそれぞれ散って行った。
夕食も家によってはみんな別々に食べていたし。

びっくりしました。

今回は友人宅にいたのだけど、サントドミンゴのうちでも誘われていた。

で、２５日の夕方に自宅に戻ったら・・・。

これまたびっくり。

どっから持ってきたんだと言いたくなるスピーカーもあるし、食い物、ある、ある！

絶対２５日に帰れば何かにありつけると思った私。正解！

でも、みんなお出かけしているようだった。

そこで・・・。

つまみぐい。

だって・・・我慢できなかったんだもん。大好物のＰＡＶＯ（七面鳥）。それにしても、うちのクリスマスに対する気合の入れ方はすごかった。さぞやご馳走だったんだろうなぁ・・・。ああ、残念。でも、けっこうつまんだもんね。
みんなが帰ってきたらもう一回食べさせてもらうもんね。

でも、ドミニカもメキシコも基本は家族。家族をほったらかして彼氏・彼女とすごすなんて考えられません。

そう考えると日本のクリスマス、異様です。

大体クリスチャンでもないのにねぇ。

ま、楽しいことが多いのはいいことだけど。だけど、クリスマスイヴと彼氏彼女にこだわりすぎ！

クリスマスひとつでもいろいろお国柄がでますね。ほんと。