CIELITO LINDO

昨日メキシコの相方に電話したら、やっぱり声でわかるらしく「元気ないけどどうしたの？」と言われてしまった。
相変わらずのＰＭＳで、昨日は体もふらふらで精神的にもどよーんと落ち込み。いつまで続く、ＰＭＳよ・・。もう、2週間なんですけど。

で、今日は相方が電話してきた。それも相変わらずの早朝5時すぎ・・。
寝たのは午前4時なので、1時間しか寝てない！

で、スペイン語圏ではまずは「元気？」の挨拶から始まる。で、日本人同士だったら「まあ、ぼちぼち」って言っても別に「どうしてぼちぼちなの？何かあったの？」と言う発想にはならないけど、スペイン語の場合、このぼちぼちにあたるMAS O MENOSはどちらかというとよくない・・と言うニュアンスがあるのですよ。なので、「元気？」と聞かれてＰＭＳでぼろぼろなのでさすがに「元気！」とは言えず、「ぼちぼち」と言ったら案の定どうして？どうして？の質問攻め。

体調が悪いことを言って、「あと、体重もまた減った」と言うと相方の力強い一言。

「NO ME GUSTA FLACA　やせている女は嫌い」

なので、もっとたくさん食べないとだめだー！！と力説していました。
この辺の彼の嗜好はまさに典型的メキシコ人で、メキシコ男は「ぽっちゃり」が好きなのです。基本的にあまりたくさん食べない私はいつも相方に「もっとくえー」と怒られる。

しかし、「ぽっちゃり」と言っても日本的な「ぽっちゃり」ではありません。日本では明らかに「肥満」のカテゴリーに入るはず。でも、それくらいが女としての魅力を感じるようです。どうも。
ただ、漠然と太っているのはダメです。要は太っていてもメリハリがないとダメと言うことです。

それに対してドミニカ人。
都会と田舎じゃ違うのだけど、私の住んでいた首都サントドミンゴでは細いほうがいいと男どもは言いますね。実際、ドミニカ女性は本当にスーパーモデル並の体型で、みんな細い。でも、めちゃめちゃメリハリある！！
田舎に行くと一般的には太目のほうがもてるけど。

で。
こういう男どもの「俺はこんな女が好きだー」と言うのはいろいろ聞いてきたけど、あまりラティーナが「こういう外見の男が好き」って言っているのって聞かないなー・・とふと思った。

日本女性はけっこう言うと思うんだけどなぁ。
そういう私も一応あって、太っている人がだめです。相方は基本的には細いのですが、時々仕事が忙しかったりストレスがあると太りだすのです。
4月にメキシコに行ったときは見事にストレス太り。

空港で見たときは「ぎょえー」と思い、毎日事あるごとに相方のおなかの肉をつまんで「NO ME GUSTA GORDO　太いのは嫌い」と言い続けました（笑）。
その結果もあって、あれから6キロくらいやせたと言っているので、よしよし。

話は戻って、ラティーナのあんまり男性の外見の好みの話は聞いたことないですが、中身の話はけっこう聞きます。

で、メキシコ女性に特有だなーと思うのが、「暴力振るう男が好き」ってやつです。ま、もちろん大半の人はそういうことは言いません。あくまでも一部ですが。断固男性の暴力反対！の私からしたら信じられないの発言なのですが、「なんで？」と聞くと「男らしいさを感じる」んだそう。

うー。俺にはありえない。絶対にありえない。

でも、この話をメキシコ人男性に言うとたいてい「そういうメキシコ女性はけっこういる」と言うのです。で、メキシコ男に言わせると「結局のところメキシコ人女性はMACHO MEXICANOが好きなんだよ。だからメキシコの男はMACHOなんだよ」なんていうのです。

あ、ちなみに日本ではMACHOって日本では筋肉ムキムキ男のことを指しますが、スペイン語ではMACHOは基本的には精神的なものを指します。

メキシコ女性と一概にひとくくりにはできないですが、確かにメキシコ女性はやっぱりMACHOがすきなのかもしれない。
ところ変わると男女の好みも変わる。

うー。奥が深い。