ぷくぷくぷぅ

ちゃらこ、ひさしぶり。
もう買ったファンデーションをすぐ割るクセは治りましたか？ちゃらこによくファンデーションを買わされたことをなつかしく思います。

素直に泣けないちゃらこが「もう私のことなんかほっといてよ」と言って別れることになったあの日から、もう20年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。ちゃらこに名前が似てる犬がいて、ふとなつかしくなったから、たまには思いついたままに何か書いてみようと思っただけ。ふふ。

思い返してみると、あのころは二人とも子供っぽかったなぁという印象があります。ちゃらこは毎晩のように電話しては文句を言ったり泣いたりしていたし、「大丈夫だよ。好きだよ」といくら言ってもなかなか聞いてくれませんでしたね。どう言えばよかったのか今でもよく分かりません…（苦笑）。

そういえばちゃらこにとっては初恋の相手がおれでしたね。付き合ったばかりのころのちゃらこは、なかなか意地っ張りで、会いたいくせに「今日は用事があるから会わない」とか言っていた記憶があります。今も無用な駆け引きを仕掛けたりしていますか？

まだ二人がラブラブだったころ、ちゃらこは「いつか結婚するときに向けて料理を頑張ろう」とか言って、完全におれをロックオンしていましたね。ほかの男子から「おまえの一生それでいいのか！」とよく言われていた記憶があります。

おれはちゃらこと付き合えたことが、本当に自分のためになったと実感しています。単に恋愛経験を積んだだけでなく、素直になれない人の取り扱い方や、自分のストレスをコントロールする方法も身に付きました。どうもありがとう。

いろいろ書いたけど、おれはちゃらこのことがそれでも好きでした。これからもちゃらこらしくいられるよう、あと、腹筋を割るという夢もそのまま追いかけながら、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. ちゃらこがクリスマスにくれた観音像、まだ飾る場所が決まりません。





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クリスマスに観音像をプレゼントした事はないし、会いたい時にはちゃんと会いたいと言います


初恋の人からの手紙