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高校時代、家庭教師をしてくださった当時某高校の先生のおかげで今日の小生ありきです。大変ご高名で、ハードワーカーでヘビースモーカー、かつダンディでかっこよかったですが怖かったです。ちょっとヤクザ入ってました。高校の3年間の毎週土曜日、何時間もお付き合い頂いておりました。長いときは6時間くらい…。こっちもいつも緊張しっぱなしでへろへろでした。奥様にも優しくして頂き大変感謝しております。
久しぶりに訪問してお礼をしようと思い立ちました。働き出してすぐの頃に一度、お正月にごちそうになって以来、20年ぶりくらいです。連絡先や正確な住所もすっかり失念してしまったため、勤務先であった某学校に問い合わせ、なんとか連絡をとって頂きました。今時、個人情報やなんやでなかなか難しいところでしたが。すると、すでにお亡くなりになってらっしゃると。絶句いたしました。幸い奥様が覚えてくださっていて、昨日訪問がかなうこととなりました。 懐かしい先生のご自宅はかつて大型犬の遊び場だったところに増築が施されお仏壇が祭られていました。手を合わせて、これまでのご報告とお礼、そして20年近く連絡しなかったことをお詫びしました。 奥様のお話では先生は2003年、58歳の時に脊髄梗塞で倒れて全身不随になり生死をさまよいましたが、リハビリで杖がなくても歩けるぐらいまで回復なさったそうです。杖はかっこわるいので嫌がったそうですが、奥様が障害者らしくしろといって持たせたそうです。その後もリハビリしながら仕事を続け、女子校で教鞭をふるっていたそうです。しかしながら2012年の暮れに肺がんがみつかり、余命2ヶ月を宣告されました。その後も仕事を続けてたそうですが2013年1月に67歳でお亡くなりになったそうです。痛み止めなど服用はなさってたそうですが、前日も奥様とビールを飲んだりし、普段通りだったそうで、眠るように逝かれたとのことでした。かっこわるいので誰にも言うなとのことでお葬式は奥様とお嬢様だけだったそうです。しかし、女子校のテストの答案が残っていたり、噂が広がったようで数ヶ月はあとからあとからあとからお悔やみを述べに自宅に客が押し寄せたそうです。まだ、落ち着いてない奥様はつらくて15kgもお痩せになり、お断りしたこともあったとおっしゃっています。3年経ってようやく落ち着かれたようで、小生の訪問はちょうどよい時期だったようです。 お亡くなりになる1ヶ月前の女子校での写真を拝見いたしました。自分は不死鳥だとおっしゃってたようで、小生の印象とは違うにこやかに微笑んでらっしゃる綺麗なお顔でした。20年前ほど前のお写真も拝見いたしました。やっぱり、ヤクザ…じゃなくて、ダンディでかっこよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.07.26 16:29:42
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