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カテゴリ:サプリ摂取いろはのい
ビタミンEは、ビタミンCと同様に抗酸化ビタミンだが、ビタミンCが 水溶性であるのに対して、脂溶性である。そのため、生体内におい て主要な脂溶性の膜に局在し、その抗酸化能により、不飽和脂肪 酸の過酸化で生じる活性酸素の生成を抑制する。そして、細胞中 の膜、タンパク質成分、核酸の損傷を防ぐ。ちなみに、活性酸素は がんの原因としても知られている。 ところで、ビタミンEはトコフェロールとも呼ばれ、一部構造の異な る化合物の総称である。欠乏すると脂質の過酸化や悪玉コレステ ロールの酸化変性を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞が発症する原 因となる。ビタミンEは、広く生体に存在するが、アーモンド、大豆、 植物油などに多く含まれる。 脂溶性であるため、過剰に摂取すると、尿から排泄されずに、体 内の脂質部分に蓄積する。よって長期間の過剰摂取は、吐き気や 下痢、疲労、頭痛などが生じることがある。ただし、成人では1000 ミリグラムまでの摂取では安全であり、他の脂溶性ビタミンに比較 すると副作用は少ないとされている。 (名古屋文理大学、健康生活学部教授・清水俊雄) http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
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Last updated
2010.12.21 07:34:24
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